2019年02月25日

『心も体も解放された欧州の夜 虹はなにいろ?さらだ(セクシュアルマイノリティと人権を考える会)』

2月も今日で終わり。これから訪れる4月、新学期のバタバタを思うと頭が痛くなる季節です。どうなるかな~

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆2月28日号

『心も体も解放された欧州の夜 虹はなにいろ?さらだ(セクシュアルマイノリティと人権を考える会)』

 わたしは40代のゲイで、同居せずにつきあっているパートナーがいる。お互い仕事や親の介護、サークル活動で忙しく、二人で過ごす時間が少ないので、たまに行く海外旅行はゆっくりと一緒に過ごせる大切な時間だ。去年二人で訪れたのはヨーロッパのある国。毎日のんびりと美しい街並みやコンサートを楽しみ、そして、最後の晩にLGBTが集まるクラブに行ってみよう!ということになった。

 スマホを頼りに郊外の暗い道を歩く。わくわくする一方で不安な気持ちがわいてくる。雰囲気になじめるだろうか?言葉の壁も?不安のほうが大きくなったところでクラブに到着。まだ客は少なく、ソファに座ってお酒を飲みながら過ごす。なんだかまだ落ち着かない。夜が深まり客がが増えはじめると、ダンスフロアでみんなが踊りはじめた。楽しい雰囲気に刺激され、急に踊りたくなった。ぼくらも踊りに行こう!2人でダンスの波に入っていく。人種も年齢もセクシュアリティも異なる大勢の人。心も体も解放されて、うわぁ、楽しい!少し疲れたので、ソファに戻って2人でまったり過ごす。

 人目を気にせずにいられるパートナーとのリラックスした時間。あぁ、らくだなぁ、シアワセだなぁ。日本でデートしたり食事したりするとき、どこかゲイである自分たちを隠し、人目を気にしながら過ごしているんだなぁとしんみり思った。

 帰り際に、芸の若いモロッコ人が声をかけてくれた。「はじめまして。さっき近くに座ってたよね。君たちとってもチャーミングなカップルだね!ぼくの故郷ではゲイをオープンにできなくて大変なんだ。今はヨーロッパに住んでいて旅行中だよ。じゃあね!」。チャーミングなカップルと言われたのは初めてで、なんだかうれしい気分で帰途についた。日本でも自分らしくいられる、こんなステキな場を増やしたいなぁと思う。