2018年01月29日

『「保育と憲法 個人の尊厳ってこれだ!」著者に聞く』

寒い日が続きます。春を待つ準備として、4月から娘が入学する中学校のカウンセラーさんと面会。中学校の壁を乗り切れるか⁉

今週の新婦人新聞☆勝手にピックアップ☆2月1日号

『「保育と憲法 個人の尊厳ってこれだ!」著者に聞く』

 「保育園に入れず、一人で子育て。ストレスから突発性難聴に」「孫の認可外園の費用が高く、年金から援助しています」「(保育士は)他の職業に比べると給料が低く、モチベーションが上がらない」—春から認可保育所への入所可否の通知が始まり、新婦人中央本部には「保育の困った!」の声が寄せられています。目の前の子どもを、かけがえのないたった一人の存在として尊重する保育は、憲法第13条そのもの。保護者であり弁護士の川口創さん、現場の先頭に立つ保育士の平松知子さんの共著『保育と憲法』が話題です。

◇平松知子さん◇
 保育士。名古屋市立熱田福祉会けやきの木保育園園長。著書に『誰も置き去りにしない社会へ』(共著)新日本出版

 本のきっかけは私が親向けの講演会で、公立保育園と幼稚園を統合して6000人の大規模園をつくる話をした時のことです。フロアにいた川口弁護士が、「これは子供の人権侵害ですね」と弁護士らしくおっしゃったんです(笑)。

 私は、現場の視点で、子どもたちを詰め込んで「保育をやればいい」と考えることがもう非常に腹立たしい。それを「子どもの人権侵害」って言ってもらったとき、本当にそうだと思いました。

 それまで平和憲法を守ることがこの子たちを守るためにも絶対大事と思っていたけど、9条も、表現の自由も、両性の平等も、働く権利も、全部13条で、「それをやっているのが保育です」と川口弁護士に声をかけられたとき、「やだ!あら、ほんとだ!」って(笑)、稲妻が走りました。

 保育は子どもだけではなく親の尊厳も、職員の生きかたも守っていく。だから私は「保育園は子どもも大人も幸せになれる場所」と発信してきました。『保育と憲法』は、これをしっかり結びつけていこうと書いた本なんですね。

 国は、「待機児童解消」「少子化対策」といいながら、2015年から子ども子育て支援新制度を導入し、規制緩和で企業参入を認めました。公立保育園や認可保育園を増やせば済むことなのに、そっちに舵を切らなかった。

 まさに効率重視の新自由主義の考え方。国基準では足りないと自治体が手厚くしていた保育士の配置基準も「都道府県に協議会を設置し、国基準に戻す見直しを」とまで言い出しています。待機児童は解消するかもしれないけど、それだけ詰め込んだら、子どもたちの自分らしく生きる権利はどうなるんだろう、という想像力がなさすぎます。

 今の基準だって、大地震が起こった時に子どもの命を守れるのかと避難訓練のたびにドキドキしているのに。子どもたちを数字でしか考えていないことが非常に残念です。

 いまの若いお母さんたちは新自由主義の教育の中で育ってきた世代。ゆとり教育で本当の〝ゆとり”ではなく大人の評価を気にして、はみださないように、正解を導けるような教育を受けてきました。「ちゃんとやったら成果が出る」「正解にたどり着く」と、がんばってきたのに、はじめての子育てで、いきなり気持ちを丸裸でぶつけてくる子どもに向き合って、途方にくれるんですよね。

 でも、それでいいと思うの。「この子にはこの子の人格がある、人権があるんだ」と分かっていく作業が子育てです。

 保育園では取り繕っても、保育士には子どもを通して生活が丸ごと見えちゃう。でもそれでいい。どんな子育てでも、どんな親でもいいんです。いろんな職員がいるから、いろんな子どもが救われる。いろんな親がいるからいろんな子が育つ。だってそれが社会だから。

 国は来年度からの保育所方針で「(小学校までに)育ってほしい10の姿」を提示していますが、それにならない時もあっていい。

 日本中で「個人の尊厳」を大事にした保育をやっていけば、いい国になると思います。他者を蹴落として自分さえよければという保育、教育になってしまったら、日本は変わっちゃいます。

 今、子育て世代じゃない方も、ご一緒に保育のことを考えてほしいんです。

◇川口創さん◇

 弁護士。保育園に通う子どもの父親。2004年「イラク派兵差し止め訴訟弁護団」事務局長を務め、08年名古屋高裁に出された、「自衛隊イラク派兵違憲」の歴史的判決を勝ち取る

 「何歳から子どもの意見を聞くの?」。

 わが子がお世話になっている保育園の保育士さんに聞いたときに、「ゼロ歳から聞くよ。言葉を話せなくても」と返ってきたんです。意見は言葉に出すものとその時まで思っていたので本当にびっくりして。

 他にもさまざまな場面でわが子がお世話になっている保育園や、保育士さんたち、子どもたちから学ぶなかで、一人ひとりの子どもをかけがえのない存在として尊重し、その育ちを支える保育の実践は、個人の尊厳をうたう憲法13条の実践そのもの。

 保育ってすごいな、と実感しました。

 いま、待機児童対策の名のもとに、保育の量ばかりが追及されて、詰込み保育や保育士処遇の低さ、ブラック保育園など、「保育の質」がすっぽり抜けて問題になっています。

 「100人定員のところに150人入れればいいじゃん」「待機しているのは預けたい親でしょ」と言うような人も出てくる。子どもの尊厳や存在を認めたときには絶対にありえないことです。保育は親の就労のための単純なサービスではないし、商品でもない。子どもたちが自分の頭で考え、行動する力を培って、ともに育っていく尊いもの。

 本の中では、「保育は子どもたちが育って未来を作っていくことを支える尊い営み」と書いていますが、未来を作る主役は子どもたちであって、大人ではない。その未来を作っていく子どもたちを支えるのが保育なんです。

 この本の中では、私からはほとんど「平和」という言葉が出てきません(笑)。イラク派兵差し止め訴訟を9条1項違反で違憲判決を取った弁護士が、9条をわきに置いて13条を語って、それが大事だと言っている。根っこのところで、13条が大切なんです。

 一人ひとりがかけがえのない存在として大切にされる社会のためには、平和で、表現の自由や職業選択の自由などの人権が保障され、三権分立で権力が制限されてなければなりません。そこがなければ民主主義も育たない。9条を改憲するということは、自衛隊が憲法上で存在を認められ、軍事力が中心の軍事国家に変わっていきかねません。

 いまの政府がすすめる政策は、一人ひとりをかけがえのない存在ではなく、枠にはめ、社会の「駒」としてとらえ、「個人の尊厳」という価値観を変えるものです。すでに戦争がイヤだとか、海外に武力行使しちゃいけない十いうだけではなくて、われわれの生活に結びついたところが大きく変わっていきかねない岐路に立っています。

 だからこそ今、日本国憲法の根幹として、一人ひとりが大切にされる社会を作っていくという意味で、しっかりとそれができる保育園を作っていこう、と社会にひろげていくことが大切です。それが9条改憲阻止の運動とも結びついていることに私たちは確信を持ちたいと思います。

憲法第13条 個人の尊重、氏名・自由・幸福追求権の権利の尊重
 すべての国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
  


2018年01月22日

『入学を控えた不安に、どんな声かけ? 子育てQ&A(月1回)』

1月もどんどん過ぎていき、新しい進路を迎える子どももお母さんも不安がいっぱいの時期。6年前娘が小学校に入学する前、一人で行けるかな?とあれやこれやと心配したものです。まさか中学入学を控えていき渋りで同じ心配するとは思いませんでしたけどね。中学一人で行ってくれるかな?

今週の新婦人新聞☆勝手にピックアップ☆1月25日号

『入学を控えた不安に、どんな声かけ? 子育てQ&A(月1回)』

Q
 6歳の子供が小学校入学を前にナーバスになっています。「宿題できるかな」「忘れ物しないかな」とよくつぶやいています。親としてどんな声かけをしてあげればいいのでしょうか。

A
 お子さんは入学の喜びよりも不安のほうが大きくなっているのですね。まずはお母さんがお子さんのつぶやきを、「〇〇(お子さんの名前)は宿題のことも心配なの?」「忘れ物しないかって心配してるの?」と聞いてあげ、「大丈夫だよ。お母さんも一緒に応援するから」「忘れ物しないようにお母さんと一緒にそろえようね」など、お母さんがいつも見守っていることを伝えて安心させてあげてください。

 これからも、いろんな不安を口にすると思います。そのときは、その都度、しっかり聞いてあげ、お子さんの不安を一つひとつ解消してあげるのがいいですね。「〇〇ちゃん(お友だち)はどうするのかな?」「先生に聞いてみようね」などの対応もあるでしょう。お子さんは幼稚園か保育園に通っていると思いますが、担任が入学後のことを考えて、「こんなこともできないとダメだよ」といった話をすることが多いと、子どもたちは不安になりがちです。担任にも「こんな不安を口にしているのですが、他のお子さんはどうですか?」などと、クラスの様子を聞いてみるのも必要かと思います。

 お子さんが安心できるためには、お母さんと一緒に学校に行って校庭の遊具で一緒に遊んだり、昇降口を確かめたりなど、学校の様子を知っておくこともいいですね。一緒に登校してもらえる友だちや上級生がいることも大事ですので、近所の上級生に学校のことを教えてもらうなどの関りを広げておくと、学校でも学童保育に行ったときにも安心できると思います。お子さんの様子を見守って、必要な応援ができるといいですね。
  


2018年01月20日

コーラスハーモニー1月報告

コーラスハーモニー、今日は『幼なじみ』からスタート。

♪おっさななじみの 思い出は〜ってやつです。全部歌うと9番まであって長いので4番でストップ。セーラー服がよく似合う…。つい先日娘のセーラー服の採寸に行ったので、なんかかぶるなぁ。ハッと見違えてくれる男の子はいないだろうけど。

歩きながら『とおりゃんせ』を歌い、新曲『くいしぼうのカレンダー』これNHKのみんなの歌でやっていたなぁ。季節ごとの和菓子がたくさん出てくるやつ。椿餅、うぐいす餅、草餅、菱餅、あられ…

「この歌聞いて日本って情緒豊かだわ〜と思った」

との感想。ほんとそう思う。なじみの薄い和菓子も出てくるので、あまり調べると食べたくなっちゃうよと言いながら検索。楽しかったです。

リクエストで『オールドブラックジョー』♪我が友 みな世を去りて…

『10年後はここにいるみんなも…』

なんて言い出す人がいるから、ちょっとしんみり…みんなそんなに早く置いて行かないでよ。寂しいから。

『赤いスイートピー』
『いい日旅立ち』
『なごり雪』
『竹田の子守唄』
『霜月の午後』
『銀色の道』

『いとし子よ』は歌詞だけで楽譜がなかったので次回。娘が赤ちゃんの頃、子守唄がわりに歌ったけど、良い歌だよ。

『今日の日はさようなら』でおしまい。

次回は2月24日2時〜
東田校区市民館

いつでも見学大歓迎♪  


Posted by つむたい at 18:18Comments(0)新婦人コーラス

2018年01月18日

おしゃべりママ1月報告

1月は行く、2月は逃げる、3月は去ると言うけれど、この季節になると子を持つ親の悩みは次年度のこと。

特に今年は我が家の娘、第一子が中学に上がるから余計に心配。中学の入学説明会を前に先輩ママからいろいろ教えて貰おうと、おしゃべりママスタートです。

うちの娘、6年生。5年生の時にくじけて、学校に行きづらくなり、遅刻と欠席を繰り返したんだけど、6年になりクラスが変わりずっと遅刻無しの自力登校ができていた。

だから、もう中学まで心配無いと高をくくっていたのだけど…

クラスの子にキツイ事を言われて、一気に行き渋り全開。本人も中学のこと多少は考えているから、5年生の時よりは格段にマシなんだけど、学校に付き添い登校して、1日の半分を支援級ですごしているので、母はいろいろと不安になるのですよ。

変化に弱い子なのに、4月入学してすぐに泊りの野外活動、体育大会になだれ込む。宿題は増える。大丈夫か?おい…

とりあえず、小学校のほうから、中学校のサポートの先生やカウンセラーさんとのつなぎはつけてくれたけど、先生なら親しく話せるほうでもないし。

親が不安になると子どもは余計に不安になるとは言っても、小学校は今まで築いてきた任せられる先生がいるけどなぁ。

去年の今頃は背骨が曲がる側弯の手術を控えて不安だったけど、通り過ぎた今は遠い記憶になっている。

そんなふうに開けてみたら、なんてことなかったってな具合になれば良いけど…

とりあえず、再来週の入学説明会がんばるかな。

次回おしゃべりママは

2月22日1時半〜 新婦人事務所

いつでも見学大歓迎。  


Posted by つむたい at 17:28Comments(0)おしゃべりママ 子育て

2018年01月15日

『恋愛関係の二人は対等だよ 思春期つながるよりそう(月1回連載)』

1月も半ばになってきました。そろそろ気になるのが、子どもたちの新学期。今年は娘が小学校卒業なので特に心配。良い出会いがあると良いな。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆1月18日号

『恋愛関係の二人は対等だよ 思春期つながるよりそう(月1回連載)』

 女子高校生から“非通知”の電話が入りました。「告白されて驚いた。彼を好きな子がいるのに、毎晩6時間も電話で話している。『俺が好きなのはお前なんだ』と言われ、彼氏にふられた後だったから本心とってもうれしかった。デートの時『好き、好き、好き』って連発され、体を求めてくるから怖くなっちゃった。彼女がいるのにそんなこと言うなんて。一緒にどこかの部屋に行ったら逃げ出せなくなりそう」という相談でした。

 「よく電話かけてきたね。不安があったんだね。怖いと思ったら『嫌だ』とはっきり言っていいんだよ」と伝えると「そんなこと言えない。嫌われるかもしれない」と言います。「恋愛中の二人は対等だよ、彼が本当にあなたを大切な人と思うなら、あなたの気持ちに添ってくれるはずだよ。こういうのをデートDVっていうんだよ」と言うと、電話の向こうで黙って聞いていました。

 彼女が怖さを感じたのは、出会ってから時間をかけて相手のことを知るうちに、「本当に好きになれる人ではない」「彼とは対等平等のな関係を作ることが難しい」と感じたからではないかと思われました。

 好きだった彼にふられ、自分に魅力がないと悩んでいる時、自分の気持ちを癒したいために、出会い系サイトなどで性的関係に入っていく場合があります。性交はすてきなことです。しかし、2人で何でも語り合える関係でないと、一方のみが重荷を背負うことになります。これは対等ではなく、強い方が弱い方を支配することです。支配は、思い通りにすること。自らの自由や心地よい関係がありません。「これはデートDV」です。逃げるか、「これっておかしいな」と思ったら、信頼できる大人に相談することが必要です。

 性行動が始まるまでに、人は触れ合って生きていることや、良い関係を作るためには何が大切かを考える性教育を子どもたちに保障したいものです。  


2018年01月08日

『新婦人の運動が実った! 入学前準備金の前倒し支給 男女共同参画学習課存続』

新年スタートしました。休み期間にすっかりボケた頭を平日モードに切り替えてと…人間もだけど機械も反乱を起こし、コピー機も印刷機もなかなか言うこと聞かない。仕事始めってこんなものかな。就学援助金の入学前支給…自治体キャラバンで言ったけど豊橋はまだだな。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆1月11日号

『新婦人の運動が実った! 入学前準備金の前倒し支給 男女共同参画学習課存続』

〈入学前準備金の前倒し支給〉

 「就学援助制度の入学準備金を入学前に支給してほしい」と、新婦人をはじめ各地のねばりづよい運動が実り、2018年度から入学前に支給する市町村が大幅に増え、4割を超えたことが文部科学省の調査で明らかになりました。

 入学準備金はランドセル制服など児童生徒の入学時に必要な費用を支給する制度ですが、入学後に支給されることが通例でした。「一番必要な入学前に支給してほしい」との要求は共感をよび、運動の広がりのなかで入学前支給に踏み切る自治体が増えるなか、文科省は昨年3月、小学校入学前の支給も国庫補助の対象としたことから一気に広がったのです。入学前支給の市町村は小学校では40・6%中学校では49・1%に。

〈男女共同参画学習課存続〉

 文科省は昨年末、2018年度の組織再編で男女共同参画学習課の名称をなくすという当初案を撤回し、新設する課の名称を「『男女共同参画学習・共生社会学習推進課」とする方針に転換することを表明。

 この間、男女共同参画の名称をなくすことは「政府の女性活躍推進の政策に逆行する」「地方自治体がとりくみを後退させかねない」と、国際婦人年連絡会などの女性団体や研究者が共同して院内集会や文科省への養成などにとりくみ、新婦人も」要望書を届け、存続を求めていたことなどが、方針転換につながりました。