2022年02月21日

『続・居場所のない女性たち―婦人保護事業のいま⑤実父から性暴力を受け裁判に訴えたDさん(月1回)』

 今日は週末に開かれる県大会の発言の前撮りをするので、お昼ごはん持参。県大会の後には支部大会があるからバタバタ。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆2月26日号

『続・居場所のない女性たち―婦人保護事業のいま(月1回)』
⑤実父から性暴力を受け裁判に訴えたDさん

 婦人相談員に検察庁から書留が届いた。驚いて封を開けると、証人喚問の呼び出し場である。父親から性暴力を受けたDさんの裁判のものであった。

 Dさんは4人姉妹の長女で、軽い知的障がいがあった。離婚した母と姉妹で暮らしていたが、父親が度々自宅を訪れ、母を連れて行かない時はDさんを車で連れ出し、性暴力をふるっていた。そのことを知った2番目の妹がDさんを説得し、警察に被害届を出したのである。

 Dさんから一緒に警察に行ってほしいと相談があり、同行した。婦人相談員は、警察の繰り返される調査時の同席、現場検証、実証検分の同行、写真にも一緒に写った。相談員の同席は、Dさんに知的障がいがあることで必要と言われた。現場検証と実証検分は暴力の再現であり、やめてほしいとお願いしたが、「これをきちんとしないと起訴できないのです」と言われた。警察の調べが一段落すると、今度は検察官から同じ聞き取りがあった。Dさんは精神科の治療を受けながらがんばった。婦人相談員は二次受傷をして、Dさんの被害現場に似た場所を通ると心臓がキュウッと締め付けられ、過呼吸を起こすようになった。

 裁判は、Dさんには法廷ではなく、別室のテレビで進められたが、途中具合が悪くなり中断、中止となることもあった。婦人相談員にはついたてがあり、加害者とは直接顔を合わせないよう配慮されたが、声はすぐ近くから聞こえてきた。

 父親は、強姦罪で7年間の実刑となった。父親は合意の上だと犯行を否認し、高裁に控訴したが却下された。

 父親の罪が確定した後、Dさんの妹が婦人相談員に会いに来た。あの時はどうしても言えなかったが、妹自身も中2の時に父親にレイプされていたことを話したかった、最後まで裁判を傍聴したのは父親を絶対に許さないという心に秘めた思いがあったのだと。妹は、父親の幻想に悩まされるようになり治療が必要となっていた。性暴力の被害がいかに甚大であるか、訴えていきたい。


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