2018年12月24日
『だれもが堂々と生きていていい 私が認めないでどうするの』
さて子どもたちは冬休みに入り、今日はクリスマスイブ。サンタを信じる息子が希望するプレゼントがコロコロ変わるので、ちょっとドキドキ。あした希望するプレゼントが届くかな。
今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆1月1日号
『だれもが堂々と生きていていい 私が認めないでどうするの』
同性婚をした弁護士、南和行さんの母 南ヤエさん
同性婚をした男性弁護士2人の日常を描いたドキュメンタリー映画『愛と法』が公開中です(自主上映会募集中)。結婚して7年目になる南和行さん(42)と、パートナーの吉田昌史さん(40)が開設した法律事務所で働く南弁護士の母、ヤエさん(74)を訪ねました。
映画『愛と法』で、自分が映っているのを見るのは…、あぁ、年いっているなと(笑い)。こうやってインタビューを受けることで、どんどん考えが深まるというか…。その時は必至で、〝あらー、これはどうしよう”って感じだったんですよ。
大学4年生だった二男の和行から「自分は同性愛者なんだと」と明かされて20年になります。その前年に亡くなった夫の法要の帰途、電車の中でした。私は泣き崩れ、長男は「こんなん、電車の中で言うな!お母さんがかわいそうやろ」と。「私の育て方が間違っていた?」「一時的なもので、いつか戻るんと違うか」…と、知っている限りの反論はしました。
和行は、家に帰るたびに「お母さん、おかしいことじゃないんだよ」と根気よく話しました。私が何にも知らなかったので、「女性と結婚しても、相手を不幸にするだけ」と具体的で冷静でした。話し合いの後、すぐに電話がかかって、さっきのは、こういうことやった…と言ってきたり。私にこそわかってほしいと。話してくれました。
夫が亡くなったとき、息子は2人ともまだ学生でした。それまで、「弁護士だけが仕事じゃないよ」と言える母親になろうと考えていたので、子どもが親の思い通りにならなくても、子どもを認める、落ち着こうと、夫に教わっていました。それでも和行が「同性を好き」は予想していなかった。今でこそ、こうやって言えますけど、当時は友だちにも言えない。長男とも、その話題は避けていました。
和行の話を聞いているうち、「私が和行を認めないで、どうするの」という気持ちになったんです。決定的だったのは、2人の結婚式。”ま、するんやったら、しなさいよ”というくらいでしたが、当日、先輩の弁護士や上司、法律を仕事にしている人たちが、異を唱えずに祝福してくれて、”これでいいんかな”と。大きな転換の日でした。
それに、夫が生きていたら賛成するやろ、というのがどこかにあった。弁護士として、正義感の強い人でした。子どもが高校生のとき、私が「そろそろ期末テストと違うの」と言うと、「キミの声がやかましい。本人が勉強しようと思わない限り、身につかないよ」と。息子たちに弁護士になれとは言わなかったけれど、長男が司法試験の勉強をすると言い出したとき夫はうれしそうでした。その後、長男は司法試験をやめ、和行が「僕がする」と勉強を始めました。
2013年に2人が開設した「なんもり法律事務所(大阪市)で、開設当初から事務員をしています。吉田君の提案でした。2人の役に立つのならとうれしかったです。あの子らの親は、私だけになっていましたから。自転車に乗って、裁判所や役所にも行きます。ときどき「今の電話の聞き方は何?」と怒られたり。和行の本には「仕事中おせんべいをバリッと食べる音にもイラっとする」と書かれました(笑い)。
戸田ひかる監督がすごいと思いました。2人が同性愛で、法的には認められていない、それだけの映画と思っていた。でも、無戸籍の問題や表現の自由、「君が代」不起立で処分された先生…と、あの子らが関わっているマイノリティーの問題も盛り込まれています。一人ひとりの生き方と社会のしくみのなかで葛藤する人たち…、その根っこは同じとわかってくれる人が増えたと思います。
私も、他のマイノリティーの方たちへの見方が、目からウロコと言うか、変わりました。
当事者の方たちには堂々と生きてほしい。でもそうできたら苦労はないと言われそうですね。やっぱり周りの理解、考えが変わらないと。そして、どんなにマイノリティーであっても差別しないでほしい。”一緒に行きましょう”とならないとね。
LGBTへの理解が広がる一方で、「LGBTは生産性がない」という国会議員がいましたね。子どものいないカップルだって、結婚しない人だっているのにね。だれもが堂々と生きられる環境。それが一番です。憲法が本当に生きる世の中になってほしいですね。たくさんの人に映画を見てほしいです。
〇映画『愛と法』(戸田ひかる監督 全国順次公開中)大阪の下町で法律事務所を営むカズとフミはゲイの弁護士夫夫(ふうふ)。2人の事務所には、全国から”困っている”人たちが相談にくる。東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に唯一のドキュメンタリー映画として選ばれ、香港国際映画祭でも最優秀ドキュメンタリー賞に。
今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆1月1日号
『だれもが堂々と生きていていい 私が認めないでどうするの』
同性婚をした弁護士、南和行さんの母 南ヤエさん
同性婚をした男性弁護士2人の日常を描いたドキュメンタリー映画『愛と法』が公開中です(自主上映会募集中)。結婚して7年目になる南和行さん(42)と、パートナーの吉田昌史さん(40)が開設した法律事務所で働く南弁護士の母、ヤエさん(74)を訪ねました。
映画『愛と法』で、自分が映っているのを見るのは…、あぁ、年いっているなと(笑い)。こうやってインタビューを受けることで、どんどん考えが深まるというか…。その時は必至で、〝あらー、これはどうしよう”って感じだったんですよ。
大学4年生だった二男の和行から「自分は同性愛者なんだと」と明かされて20年になります。その前年に亡くなった夫の法要の帰途、電車の中でした。私は泣き崩れ、長男は「こんなん、電車の中で言うな!お母さんがかわいそうやろ」と。「私の育て方が間違っていた?」「一時的なもので、いつか戻るんと違うか」…と、知っている限りの反論はしました。
和行は、家に帰るたびに「お母さん、おかしいことじゃないんだよ」と根気よく話しました。私が何にも知らなかったので、「女性と結婚しても、相手を不幸にするだけ」と具体的で冷静でした。話し合いの後、すぐに電話がかかって、さっきのは、こういうことやった…と言ってきたり。私にこそわかってほしいと。話してくれました。
夫が亡くなったとき、息子は2人ともまだ学生でした。それまで、「弁護士だけが仕事じゃないよ」と言える母親になろうと考えていたので、子どもが親の思い通りにならなくても、子どもを認める、落ち着こうと、夫に教わっていました。それでも和行が「同性を好き」は予想していなかった。今でこそ、こうやって言えますけど、当時は友だちにも言えない。長男とも、その話題は避けていました。
和行の話を聞いているうち、「私が和行を認めないで、どうするの」という気持ちになったんです。決定的だったのは、2人の結婚式。”ま、するんやったら、しなさいよ”というくらいでしたが、当日、先輩の弁護士や上司、法律を仕事にしている人たちが、異を唱えずに祝福してくれて、”これでいいんかな”と。大きな転換の日でした。
それに、夫が生きていたら賛成するやろ、というのがどこかにあった。弁護士として、正義感の強い人でした。子どもが高校生のとき、私が「そろそろ期末テストと違うの」と言うと、「キミの声がやかましい。本人が勉強しようと思わない限り、身につかないよ」と。息子たちに弁護士になれとは言わなかったけれど、長男が司法試験の勉強をすると言い出したとき夫はうれしそうでした。その後、長男は司法試験をやめ、和行が「僕がする」と勉強を始めました。
2013年に2人が開設した「なんもり法律事務所(大阪市)で、開設当初から事務員をしています。吉田君の提案でした。2人の役に立つのならとうれしかったです。あの子らの親は、私だけになっていましたから。自転車に乗って、裁判所や役所にも行きます。ときどき「今の電話の聞き方は何?」と怒られたり。和行の本には「仕事中おせんべいをバリッと食べる音にもイラっとする」と書かれました(笑い)。
戸田ひかる監督がすごいと思いました。2人が同性愛で、法的には認められていない、それだけの映画と思っていた。でも、無戸籍の問題や表現の自由、「君が代」不起立で処分された先生…と、あの子らが関わっているマイノリティーの問題も盛り込まれています。一人ひとりの生き方と社会のしくみのなかで葛藤する人たち…、その根っこは同じとわかってくれる人が増えたと思います。
私も、他のマイノリティーの方たちへの見方が、目からウロコと言うか、変わりました。
当事者の方たちには堂々と生きてほしい。でもそうできたら苦労はないと言われそうですね。やっぱり周りの理解、考えが変わらないと。そして、どんなにマイノリティーであっても差別しないでほしい。”一緒に行きましょう”とならないとね。
LGBTへの理解が広がる一方で、「LGBTは生産性がない」という国会議員がいましたね。子どものいないカップルだって、結婚しない人だっているのにね。だれもが堂々と生きられる環境。それが一番です。憲法が本当に生きる世の中になってほしいですね。たくさんの人に映画を見てほしいです。
〇映画『愛と法』(戸田ひかる監督 全国順次公開中)大阪の下町で法律事務所を営むカズとフミはゲイの弁護士夫夫(ふうふ)。2人の事務所には、全国から”困っている”人たちが相談にくる。東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に唯一のドキュメンタリー映画として選ばれ、香港国際映画祭でも最優秀ドキュメンタリー賞に。
2018年12月21日
おしゃべりママ12月報告
おしゃべりママの報告をアップしなきゃいけないな〜と思いながら、編み物にのめり込んでいました。毛糸がいっぱいあるので、マフラーにしてまたなにかの機会に売ろうかなぁ…なんてね。

昨日はおしゃべりママでした。ひさしぶりの人が来たので、過去最高?の人数でにぎやか。手先が器用な先輩ママが可愛いクリスマス柄のテープを貼ってなにやら作っているので、なにやってるの?と聞くとみんなへのクリスマスプレゼントにと飴をもらいました。
今回はこの時期ぼちぼち話が出てくるPTAや子ども会の役員決めから話がスタート。あるママが「みんなに回したいから何回も役員やらないで」と言われたとか。いや〜何回もやりたい人がいたら、大歓迎なんだけどね。
うちの地域もついこの前、公民館で1時間以上かけて腹の探り合いをして決めましたよ。地区委員と子ども会。私は今年地区委員なので司会をやったんだけど
ねぇ…
「決まらんと帰れんよ!」何回言ったことやら。まあ、PTA活動、大変なばかりじゃなく、楽しみもあるんですけどね。そういえば、うちの小学校で役員がやりたい、一回だけのボランティアならと言うアンケートとってたな。手伝える時に手伝うボランティアのほうが参加しやすいのかもね。
ひさしぶりに参加したママは上の子が受験生で、同じ年の子を持つママと盛り上がってました。
子どもが幼いうちも、成長してきても親である以上悩みは尽きないね。
最近は豊橋は29人に1人の中学生が不登校なんだって。悩みを抱えて苦しんでる人がいたら、話に来て欲しいな。
すぐに解決にならないかもしれないけど、一人じゃないよ。
どうか、みんなが明るい気持ちになれますように。
次回のおしゃべりママは
1月24日木曜日10時〜
新婦人事務所
いつでも飛び入り大歓迎♪

昨日はおしゃべりママでした。ひさしぶりの人が来たので、過去最高?の人数でにぎやか。手先が器用な先輩ママが可愛いクリスマス柄のテープを貼ってなにやら作っているので、なにやってるの?と聞くとみんなへのクリスマスプレゼントにと飴をもらいました。
今回はこの時期ぼちぼち話が出てくるPTAや子ども会の役員決めから話がスタート。あるママが「みんなに回したいから何回も役員やらないで」と言われたとか。いや〜何回もやりたい人がいたら、大歓迎なんだけどね。
うちの地域もついこの前、公民館で1時間以上かけて腹の探り合いをして決めましたよ。地区委員と子ども会。私は今年地区委員なので司会をやったんだけど
ねぇ…
「決まらんと帰れんよ!」何回言ったことやら。まあ、PTA活動、大変なばかりじゃなく、楽しみもあるんですけどね。そういえば、うちの小学校で役員がやりたい、一回だけのボランティアならと言うアンケートとってたな。手伝える時に手伝うボランティアのほうが参加しやすいのかもね。
ひさしぶりに参加したママは上の子が受験生で、同じ年の子を持つママと盛り上がってました。
子どもが幼いうちも、成長してきても親である以上悩みは尽きないね。
最近は豊橋は29人に1人の中学生が不登校なんだって。悩みを抱えて苦しんでる人がいたら、話に来て欲しいな。
すぐに解決にならないかもしれないけど、一人じゃないよ。
どうか、みんなが明るい気持ちになれますように。
次回のおしゃべりママは
1月24日木曜日10時〜
新婦人事務所
いつでも飛び入り大歓迎♪
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2018年12月17日
『「結婚」と不平等 虹はなにいろ?(セクシュアルマイノリティと人権を考える会)〈月1回〉』
さて12月。先生も走り出すというあわただしい空気がピリピリして苦手な季節なんですけど…。我が家には年末になるとやたら張り切りだすお掃除大魔王がいるし…。大晦日とおり越してお正月にならないかな…。
今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆12月20日号
『「結婚」と不平等 虹はなにいろ?(セクシュアルマイノリティと人権を考える会)〈月1回〉』
日本国憲法は同性婚を否定しておらず、同性婚を認めていない現状は憲法のもとの平等に反する、などと国を相手取った集団訴訟が準備されている、という報道がされた。
詳細はほかの報道に譲るとして、結婚できないことがなぜ不平等なのかを考えてみたい。
先日、バイセクシュアル(同棲も異性も恋愛対象になりうる人)を自認する人と話をした。そのヒト異性とも同性とも恋愛関係になったことがあるが、現在は同性の人のパートナーがいる。そしてパートナーと公正証書を作成し、婚姻に対応した契約を交わしているのだそうだ。
「結婚」と簡単に言うが、これによって生じる契約はものすごい数になる。
いま所有している財産やこれから所有する場合、共同で有した場合、将来、意識が亡くなったとき、亡くなったとき、認知症になった場合、恋愛観に関すること、などなど…それらを事細かに作成せねばならず、大変な時間と労力となによりお金が必要になったという。さらにお互い別の道に進みましょう、と別れることになった場合(「円満」でも)今度はそのすべてを解除する作業を行わなければならない。異性の契約ならな「婚姻届け」と「離婚届け」という紙一枚でお金もかからず簡単に(?)できてしまうのに、パートナーが異性か同姓かで待遇にはこんなに差がある。これは不平等としか言いようがないだろう。
私自身は性別に違和感を持つトランスジェンダーだ。同性婚というと「同性愛の人たちの話だから関係ないでしょ」と見られることもある。しかし自分の性別をどう思うかと恋愛感情をどう持つか(持たないか)というのは違う話だ。相手と自分の戸籍上の性別の組み合え汗によって法律上の結婚ができたりできなかったりする。これはとても不合理だなと感じている。
今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆12月20日号
『「結婚」と不平等 虹はなにいろ?(セクシュアルマイノリティと人権を考える会)〈月1回〉』
日本国憲法は同性婚を否定しておらず、同性婚を認めていない現状は憲法のもとの平等に反する、などと国を相手取った集団訴訟が準備されている、という報道がされた。
詳細はほかの報道に譲るとして、結婚できないことがなぜ不平等なのかを考えてみたい。
先日、バイセクシュアル(同棲も異性も恋愛対象になりうる人)を自認する人と話をした。そのヒト異性とも同性とも恋愛関係になったことがあるが、現在は同性の人のパートナーがいる。そしてパートナーと公正証書を作成し、婚姻に対応した契約を交わしているのだそうだ。
「結婚」と簡単に言うが、これによって生じる契約はものすごい数になる。
いま所有している財産やこれから所有する場合、共同で有した場合、将来、意識が亡くなったとき、亡くなったとき、認知症になった場合、恋愛観に関すること、などなど…それらを事細かに作成せねばならず、大変な時間と労力となによりお金が必要になったという。さらにお互い別の道に進みましょう、と別れることになった場合(「円満」でも)今度はそのすべてを解除する作業を行わなければならない。異性の契約ならな「婚姻届け」と「離婚届け」という紙一枚でお金もかからず簡単に(?)できてしまうのに、パートナーが異性か同姓かで待遇にはこんなに差がある。これは不平等としか言いようがないだろう。
私自身は性別に違和感を持つトランスジェンダーだ。同性婚というと「同性愛の人たちの話だから関係ないでしょ」と見られることもある。しかし自分の性別をどう思うかと恋愛感情をどう持つか(持たないか)というのは違う話だ。相手と自分の戸籍上の性別の組み合え汗によって法律上の結婚ができたりできなかったりする。これはとても不合理だなと感じている。
2018年12月10日
『自分の将来を決める勇気 思春期つながるよりそう(月1回連載)』
急に寒くなりました。少し前の温かさが異常だったと思っても、急激に冷やされるとねえ…。今年はインフルエンザワクチンが不足しているみたいで、大流行しなきゃ良いなあ。
今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆12月13日号
『自分の将来を決める勇気 思春期つながるよりそう(月1回連載)』
高校2年生のYさんは、クラスで仲が良かったRさんが通信制の高校へ転学すると決めたころから不安定になってしまいました。
Yさんは中学のころから不登校の経験がありましたが、高校に入学してからは保健室の来室はなく、欠席もほとんどなく過ごしてきました。また、生徒会の執行部や文化祭のスタッフにも立候補し、元気に活動している姿が見られました。
しかし、中学時代のいじめの経験から、教室という空間に苦手意識があり、自分から他の友人に話しかけることができずにいました。
3年生に進級したものの、登校できない日々が続きました。そこで登校できた日には、Yさんの気持ちと今後どうしていきたいかという話をしていきました。何とか卒業したいという気持ちと、友人に話しかけられない今の状況で卒業できるのか、とYさんは悩んでいました。Yさんの気持ちをしっかり受け止め、気持ちの整理と今後の見通しを立てることをしていきました。
文化祭が近づいたころ、Yさんから「転校したい」という言葉出てきました。今の学校で人間関係の構築をまた始めることは現在の自分の心理的状況では難しく、このまま休み続けてしまうと単位が切れてしまう…。新しい環境へ変わることでまた新しい気持ちになれるのではないかと考え、文化祭のスタッフをやり遂げたら、通信制の高校へ転学することを決めました。
私はYさん自身が自分の弱い部分を認め、自分で自分の道を決められたことについて理解をし、褒めました。苦しい選択の中で、自分の将来を考え、選択できることは苦労を要します。その選択をするまでの間に、生徒に寄り添い、気持ちの整理をつけられたことで決断できることがあるかもしれません。生徒の成長を信じ、自分の道を選択できるサポートが必要だと感じました。
今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆12月13日号
『自分の将来を決める勇気 思春期つながるよりそう(月1回連載)』
高校2年生のYさんは、クラスで仲が良かったRさんが通信制の高校へ転学すると決めたころから不安定になってしまいました。
Yさんは中学のころから不登校の経験がありましたが、高校に入学してからは保健室の来室はなく、欠席もほとんどなく過ごしてきました。また、生徒会の執行部や文化祭のスタッフにも立候補し、元気に活動している姿が見られました。
しかし、中学時代のいじめの経験から、教室という空間に苦手意識があり、自分から他の友人に話しかけることができずにいました。
3年生に進級したものの、登校できない日々が続きました。そこで登校できた日には、Yさんの気持ちと今後どうしていきたいかという話をしていきました。何とか卒業したいという気持ちと、友人に話しかけられない今の状況で卒業できるのか、とYさんは悩んでいました。Yさんの気持ちをしっかり受け止め、気持ちの整理と今後の見通しを立てることをしていきました。
文化祭が近づいたころ、Yさんから「転校したい」という言葉出てきました。今の学校で人間関係の構築をまた始めることは現在の自分の心理的状況では難しく、このまま休み続けてしまうと単位が切れてしまう…。新しい環境へ変わることでまた新しい気持ちになれるのではないかと考え、文化祭のスタッフをやり遂げたら、通信制の高校へ転学することを決めました。
私はYさん自身が自分の弱い部分を認め、自分で自分の道を決められたことについて理解をし、褒めました。苦しい選択の中で、自分の将来を考え、選択できることは苦労を要します。その選択をするまでの間に、生徒に寄り添い、気持ちの整理をつけられたことで決断できることがあるかもしれません。生徒の成長を信じ、自分の道を選択できるサポートが必要だと感じました。
2018年12月08日
コーラスハーモニー12月報告
今日はコーラスハーモニーの日でした。『アルプス一万尺』で発声、いつもおなじみ『十二の誕生日に』ハーモニーはなぜか11月生まれが多いんですよね。なので11、12、1月を歌いました。
そして12月と言えばクリスマスソング。『ああ もみの木』訳詞が違って、ああが入ってますが♪も〜みの木〜 も〜みの木〜ってやつです。『きよしこの夜』『ジングルベル』『あわてんぼうのサンタクロース』ちょうど今頃、全国のサンタさんが仕入れに走ってる頃かな?
我が家のサンタさんもかなりあわてんぼうで、クリスマスのだいぶ前にプレゼントが届くんですが、数年前息子が頼んだプレゼントが巨大なサンドバッグでして…玄関に息子の背丈よりも大きなアマゾンの箱がドッカリ置いてあっても、クリスマス前だから、自分へのプレゼントだと気がつかないんですね〜。上の子は薄々気がついてましたけど。そんな彼は小学5年生になってもまだサンタさんを信じてるんですが、去年お友だちにサンタの真実を告げられて、泣いて先生に聞いたわけですよ。で、先生が「最近はサンタ業界も人手不足でアマゾンで発注します。なので、アマゾンの箱で届いても、それはサンタさんからのプレゼントです」
息子がサンタの真実を知るのはもう少し先になりそうです。
だいぶ横道にそれましたが、冬つながりで『冬が来る前に』
リクエストでボブ・ディランの『風に吹かれて』
嵐の『ふるさと』
『かぞえうた』
『時の流れに身をまかせ』
『涙そうそう』
『雪の降る町を』
『翼をください』
『四季の歌』
そして、来年の地区合発にむけての候補曲選び。なんと言ってもハーモニーは1ヶ月に一度しか練習ないからね。早めに決めとかないと。
いろいろ案をだして、一曲は林学さんの『うた』タイトルがうたなんだよね。なので、説明するのに「なんて歌?」「うたって言う歌」
(?_?)????
なんてやりとりがありました。来月から練習開始かな?来年こそ、暗譜で出場を目指すぞ!
そして『今日の日はさようなら』を歌ってお終い。
来月は
1月26日2時〜
東田校区市民館です。
いつでも見学大歓迎♪
そして12月と言えばクリスマスソング。『ああ もみの木』訳詞が違って、ああが入ってますが♪も〜みの木〜 も〜みの木〜ってやつです。『きよしこの夜』『ジングルベル』『あわてんぼうのサンタクロース』ちょうど今頃、全国のサンタさんが仕入れに走ってる頃かな?
我が家のサンタさんもかなりあわてんぼうで、クリスマスのだいぶ前にプレゼントが届くんですが、数年前息子が頼んだプレゼントが巨大なサンドバッグでして…玄関に息子の背丈よりも大きなアマゾンの箱がドッカリ置いてあっても、クリスマス前だから、自分へのプレゼントだと気がつかないんですね〜。上の子は薄々気がついてましたけど。そんな彼は小学5年生になってもまだサンタさんを信じてるんですが、去年お友だちにサンタの真実を告げられて、泣いて先生に聞いたわけですよ。で、先生が「最近はサンタ業界も人手不足でアマゾンで発注します。なので、アマゾンの箱で届いても、それはサンタさんからのプレゼントです」
息子がサンタの真実を知るのはもう少し先になりそうです。
だいぶ横道にそれましたが、冬つながりで『冬が来る前に』
リクエストでボブ・ディランの『風に吹かれて』
嵐の『ふるさと』
『かぞえうた』
『時の流れに身をまかせ』
『涙そうそう』
『雪の降る町を』
『翼をください』
『四季の歌』
そして、来年の地区合発にむけての候補曲選び。なんと言ってもハーモニーは1ヶ月に一度しか練習ないからね。早めに決めとかないと。
いろいろ案をだして、一曲は林学さんの『うた』タイトルがうたなんだよね。なので、説明するのに「なんて歌?」「うたって言う歌」
(?_?)????
なんてやりとりがありました。来月から練習開始かな?来年こそ、暗譜で出場を目指すぞ!
そして『今日の日はさようなら』を歌ってお終い。
来月は
1月26日2時〜
東田校区市民館です。
いつでも見学大歓迎♪
2018年12月08日
中学卒業後の進路と不登校についての市と懇談3
市と懇談するなかで、個別支援計画書の引き継ぎが出ていたんだけど、姉ちゃんの小学校から、中学への引き継ぎで失敗している私としては少々複雑で…
これから改善されていくのかもしれないけど、引き継ぎって難しい。
人と人のことなので、伝える側の技量、受け取る側の技量、文書で受け取る印象、実際にその子を見た時の印象は違うからなぁ。
そして、親も先生も子ども自身も学校は普通に通いたい、通わせたいと願っている。
支援がいろいろ広がってきているとはいえ、支援級や相談室登校では内申点がつかなくて、進路に影響する現状だから余計にだ。
なので、せっかく相談室や適応教室があっても、なかなか門戸が開かれない現状も話してきた。
姉ちゃんが相談室を利用するにあたって、覚悟は良いですか?戻るの大変ですよ?進路は捨てるんですか?的な話があったからなぁ。きっと後から、こんなはずじゃなかったと言われると困るからだと思うけど、困ってる親の立場からすると結構キツかった。
いろんな親がいて、いろんな子がいて、いろんな先生がいる。
いくら研修しても、いくら引き継ぎを丁寧にしても本人の資質や相性みたいなものもあるからなぁ。
もちろん研修してくれるのはありがたいし、今は過渡期でこれから良くなっていくのかもしれないけど。
子どもが学校に行かなくなる。
これは本人にとってもだけど、親にとっても非常に大きな問題。特に今まで何も困らなかった子がある日突然行けなくなった時のショックはいかほどのものだろう。
うちの困ったちゃんたちは紆余曲折を繰り返してるから、なにかあった時の耐久性もあるし、情報の集め方もわかる。
でも、そうじゃないお母さん、そうじゃないお父さんにうまく支援の光が届くと良いな。
どんな子を育てていても、悩まない親はいないし、困難はいっぱいある。
それでも、笑顔になれるように。
支援の光が届くと良いな。
自分が困った時に、その困ったを声にして訴えて次につなげていく。それが運動なのかなと思う。
とりあえず、義務教育を終える子どもたちの進路を聞き続けて、良い方向に向かってるのがわかって良かった。
これからも懇談を続けていきたいと思います。
これから改善されていくのかもしれないけど、引き継ぎって難しい。
人と人のことなので、伝える側の技量、受け取る側の技量、文書で受け取る印象、実際にその子を見た時の印象は違うからなぁ。
そして、親も先生も子ども自身も学校は普通に通いたい、通わせたいと願っている。
支援がいろいろ広がってきているとはいえ、支援級や相談室登校では内申点がつかなくて、進路に影響する現状だから余計にだ。
なので、せっかく相談室や適応教室があっても、なかなか門戸が開かれない現状も話してきた。
姉ちゃんが相談室を利用するにあたって、覚悟は良いですか?戻るの大変ですよ?進路は捨てるんですか?的な話があったからなぁ。きっと後から、こんなはずじゃなかったと言われると困るからだと思うけど、困ってる親の立場からすると結構キツかった。
いろんな親がいて、いろんな子がいて、いろんな先生がいる。
いくら研修しても、いくら引き継ぎを丁寧にしても本人の資質や相性みたいなものもあるからなぁ。
もちろん研修してくれるのはありがたいし、今は過渡期でこれから良くなっていくのかもしれないけど。
子どもが学校に行かなくなる。
これは本人にとってもだけど、親にとっても非常に大きな問題。特に今まで何も困らなかった子がある日突然行けなくなった時のショックはいかほどのものだろう。
うちの困ったちゃんたちは紆余曲折を繰り返してるから、なにかあった時の耐久性もあるし、情報の集め方もわかる。
でも、そうじゃないお母さん、そうじゃないお父さんにうまく支援の光が届くと良いな。
どんな子を育てていても、悩まない親はいないし、困難はいっぱいある。
それでも、笑顔になれるように。
支援の光が届くと良いな。
自分が困った時に、その困ったを声にして訴えて次につなげていく。それが運動なのかなと思う。
とりあえず、義務教育を終える子どもたちの進路を聞き続けて、良い方向に向かってるのがわかって良かった。
これからも懇談を続けていきたいと思います。
2018年12月08日
中学卒業後の進路と不登校についての懇談2
不登校については、今めっちゃ増えてるらしい。豊橋の中学での不登校は29人に1人。
これ、初めて聞いた時にはほんとびっくりしたわ。
29人に1人なら、確実に1クラス1人は不登校いるじゃん!
学校行きづらくなった子はうちにいるけどほんとにそんなにたくさんいるの?と半信半疑で姉ちゃん送っていくついでに下駄箱チェック。
すると、ほんとにいたわ。クラスに1人くらいずっと上靴の子、そのうちにその上靴すら消えてしまう子も。
転校した?適応教室に行った?
支援級のお母さんたちは授業参観や保護者会で顔をあわせて情報交換できるけど、不登校や相談室登校の親同士って交流の機会ないんだよね。
私は毎日学校に行って下駄箱チェックしたから、顔合わせた事はないけど、学校に行きづらい子はうちだけじゃないんだなとわかるけど、家から出れない不登校の子は『みんな学校行ってるのに、私だけ学校イケてない』って思って孤立しちゃっているんじやないかな。
孤立すると苦しいんだよね。子どもが不登校になると、今まで仲良くしてたお母さんとも話せなくなったりして、誰にも話せなくなっちゃったと言う人もいるので、不登校のお母さんたちが話せる場が欲しいとも言ってきました。
ちなみに、不登校は年間30日以上病気などの理由なく学校行けない子なので、毎日相談室に登校している姉ちゃんは不登校の数に入らない。
なので、姉ちゃんみたいな隠れ不登校を入れると29人に1人よりもっと多くなるのは間違いないだろう。
しかし、なんでこんなに不登校が増えちゃうんだろね?
市も不登校対策に力を入れていて、市内に適応教室が3箇所あって、運動を多くやるとこなど、特色を作って選べるようになってるらしいです。
これ、初めて聞いた時にはほんとびっくりしたわ。
29人に1人なら、確実に1クラス1人は不登校いるじゃん!
学校行きづらくなった子はうちにいるけどほんとにそんなにたくさんいるの?と半信半疑で姉ちゃん送っていくついでに下駄箱チェック。
すると、ほんとにいたわ。クラスに1人くらいずっと上靴の子、そのうちにその上靴すら消えてしまう子も。
転校した?適応教室に行った?
支援級のお母さんたちは授業参観や保護者会で顔をあわせて情報交換できるけど、不登校や相談室登校の親同士って交流の機会ないんだよね。
私は毎日学校に行って下駄箱チェックしたから、顔合わせた事はないけど、学校に行きづらい子はうちだけじゃないんだなとわかるけど、家から出れない不登校の子は『みんな学校行ってるのに、私だけ学校イケてない』って思って孤立しちゃっているんじやないかな。
孤立すると苦しいんだよね。子どもが不登校になると、今まで仲良くしてたお母さんとも話せなくなったりして、誰にも話せなくなっちゃったと言う人もいるので、不登校のお母さんたちが話せる場が欲しいとも言ってきました。
ちなみに、不登校は年間30日以上病気などの理由なく学校行けない子なので、毎日相談室に登校している姉ちゃんは不登校の数に入らない。
なので、姉ちゃんみたいな隠れ不登校を入れると29人に1人よりもっと多くなるのは間違いないだろう。
しかし、なんでこんなに不登校が増えちゃうんだろね?
市も不登校対策に力を入れていて、市内に適応教室が3箇所あって、運動を多くやるとこなど、特色を作って選べるようになってるらしいです。
2018年12月07日
中学卒業後の進路と不登校について市と懇談1
今日は新婦人の子どもと教育部で中学卒業後の進路と不登校及び支援級についての懇談をしてきました。
中学卒業後の進路を聞きに行くのは、これで3回目。きっかけは、ずっと不登校だった子を持つお母さんが不登校でも入れる学校として、初めて定時制高校を知り、自分の子は無事に入学できたけど、3月になっても進路が決まらない子がいることを知った。
中学を卒業したら、当たり前のようにみんな高校に行くと思ったらそうじゃなかった。不登校の子や支援級の子、いろいろわけありで進路が決まらなかったらそのまま放り出されてしまうのか?と心配になったから。
3回目の手応えは、年々支援が手厚くなっていってるなぁ…って感じ。
画期的だったのが、去年開設された子ども若者総合支援センター『ココエール』ここでは0歳から40歳までを対象に相談や支援を受け付けているらしく、生きづらさを抱えた子を、とりあえずの進路に突っ込んでお終いにするのではなく、ずっと支援していく姿勢がほんとありがたい。
あとは高校でも普通級に通う発達障害を抱える子をフォローする通級指導が始まったり、個別支援計画書を親が同意すれば高校や就労先まで引き継ぐことも可能になってくるらしい。
ほんとだんだん手厚くなってきたなぁ。
ただね〜ほんと良いことやってるのに、あまり知られてないんだよなぁ。いろいろアピールしてるらしいけど、まだまだ知らない人たくさんいるんだろうなぁ…もったいないって感じでした。
中学卒業後の進路を聞きに行くのは、これで3回目。きっかけは、ずっと不登校だった子を持つお母さんが不登校でも入れる学校として、初めて定時制高校を知り、自分の子は無事に入学できたけど、3月になっても進路が決まらない子がいることを知った。
中学を卒業したら、当たり前のようにみんな高校に行くと思ったらそうじゃなかった。不登校の子や支援級の子、いろいろわけありで進路が決まらなかったらそのまま放り出されてしまうのか?と心配になったから。
3回目の手応えは、年々支援が手厚くなっていってるなぁ…って感じ。
画期的だったのが、去年開設された子ども若者総合支援センター『ココエール』ここでは0歳から40歳までを対象に相談や支援を受け付けているらしく、生きづらさを抱えた子を、とりあえずの進路に突っ込んでお終いにするのではなく、ずっと支援していく姿勢がほんとありがたい。
あとは高校でも普通級に通う発達障害を抱える子をフォローする通級指導が始まったり、個別支援計画書を親が同意すれば高校や就労先まで引き継ぐことも可能になってくるらしい。
ほんとだんだん手厚くなってきたなぁ。
ただね〜ほんと良いことやってるのに、あまり知られてないんだよなぁ。いろいろアピールしてるらしいけど、まだまだ知らない人たくさんいるんだろうなぁ…もったいないって感じでした。
2018年12月03日
『性教育は今③ 道徳教科書をジェンダー視点で読む下』
小学校の行事が日曜にあったおかげで、日曜にお弁当作り…。そのせいかネットニュースのお弁当関連の記事が目につき、愛情弁当=お母さんの手作り。ジェンダーだなあ…ということでこれはタイムリーな記事かな。
今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆12月6日号
『性教育は今③ 道徳教科書をジェンダー視点で読む下』
前回、中学の道徳教科書について問題点を3点指摘しました。四つ目は、女性性を仕事やボランティアに利用する描かれ方が見られることです。
たとえば、保健師や看護師など女性に割り当てられたケア労働と地続きの職種で、犠牲的奉仕の精神が賛美されています。(ふきのとう:学芸図書2年など)。末尾には「勤労は社会に貢献する尊い行い」との説明がありますが、労働ではなく勤労と表現され、現実の保健師、助産師、看護師の労働状況にはまったくふれないで、社会貢献の側面だけが強調されています。さらに、アルバイトで忙しくて弁当をつくる余裕がない高校生の主人公を見かねた友人の母親が、お弁当を毎日作ってくれたという教材(黄色いお弁当箱:学芸図書3年)があります。「思いやりに感謝し、応える心」という徳目の下で、学校給食などの社会システムの問題にはふれず、女性(母親)の無私、無欲の思いやり、やさしさの問題にすり替えられています。
五つ目は、労働に関して、性別を超えた職業選択など、子どもたちのロールモデルになる教材もありますが、多くは労働が勤労奉仕に矮小化されています。
例えば、84歳の高齢女性が真夜中に新聞のチラシの折り込みに行き、配達・集金もするという過酷な労働を〝届ける人”のあたりまえの責任として説明し、仕事は尊いとする(午前1時40分:あかつき1年)など、自らの体を丸ごと「人間資本」として活用することを求める新自由主義的勤労観が見られます。
さらに、同じ清掃の仕事を扱った教材でも、家事育児担当者とされてきた女性の場合は「心をこめて」とか、優しさという形で、仕事への傾注を引き出そうとします(私は清掃のプロになる:文教1年など)。しかし、男性主人公には、清掃も「もてなしの一部」と定義を転換して、仕事への情熱をかき立てる話があてがわれる(掃除の神様が教えてくれたこと:学研1年)というジェンダー格差が見られます。
以上のような、日本のジェンダー平等やセクシュアリティ教育の遅れの原因や今後の課題について、次回以降に展開します。
今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆12月6日号
『性教育は今③ 道徳教科書をジェンダー視点で読む下』
前回、中学の道徳教科書について問題点を3点指摘しました。四つ目は、女性性を仕事やボランティアに利用する描かれ方が見られることです。
たとえば、保健師や看護師など女性に割り当てられたケア労働と地続きの職種で、犠牲的奉仕の精神が賛美されています。(ふきのとう:学芸図書2年など)。末尾には「勤労は社会に貢献する尊い行い」との説明がありますが、労働ではなく勤労と表現され、現実の保健師、助産師、看護師の労働状況にはまったくふれないで、社会貢献の側面だけが強調されています。さらに、アルバイトで忙しくて弁当をつくる余裕がない高校生の主人公を見かねた友人の母親が、お弁当を毎日作ってくれたという教材(黄色いお弁当箱:学芸図書3年)があります。「思いやりに感謝し、応える心」という徳目の下で、学校給食などの社会システムの問題にはふれず、女性(母親)の無私、無欲の思いやり、やさしさの問題にすり替えられています。
五つ目は、労働に関して、性別を超えた職業選択など、子どもたちのロールモデルになる教材もありますが、多くは労働が勤労奉仕に矮小化されています。
例えば、84歳の高齢女性が真夜中に新聞のチラシの折り込みに行き、配達・集金もするという過酷な労働を〝届ける人”のあたりまえの責任として説明し、仕事は尊いとする(午前1時40分:あかつき1年)など、自らの体を丸ごと「人間資本」として活用することを求める新自由主義的勤労観が見られます。
さらに、同じ清掃の仕事を扱った教材でも、家事育児担当者とされてきた女性の場合は「心をこめて」とか、優しさという形で、仕事への傾注を引き出そうとします(私は清掃のプロになる:文教1年など)。しかし、男性主人公には、清掃も「もてなしの一部」と定義を転換して、仕事への情熱をかき立てる話があてがわれる(掃除の神様が教えてくれたこと:学研1年)というジェンダー格差が見られます。
以上のような、日本のジェンダー平等やセクシュアリティ教育の遅れの原因や今後の課題について、次回以降に展開します。