2019年02月18日
『子どもが介護をするということ 思春期つながるよりそう(月1回連載)』
教室に入りづらく相談室登校のわが娘は、ちょっと体調を崩し、今日はお休み。次の学年へ向けて頭が痛くなる時期です。息子は通学団の班長&団長を引き受けてくるし、新学期おそろしいわ~。
今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆2月21日号
『子どもが介護をするということ 思春期つながるよりそう(月1回連載)』
中学三年生のY子は、病気の父の世話をしているため遅刻が多く、最近早退も増えて気になっていました。
そんな矢先にY子が下腹部の痛みを訴えました。念のため生理の有無を確認をすると、Y子は急に顔を曇らせてうつむきました。よく聞いていくと、最近知り合った社会人の彼と深い関係になり、気づけば生理が遅れて痒みもあるとのことでした。彼はY子の家に入り浸り、Y子は父親の世話をしながら同棲のような生活を送っていたのです。私は妊娠の可能性があることを伝え、病院に同行しました。Y子は妊娠した上に性感染症にかかっていました。
父親が病気の悪化で不在の中、地域保健師が立ち会い、中絶手術が行われました。付き添う私たちの前で、Y子は涙ながらに毎日父親の世話で疲れ、誰も頼る人がいなかったこと、彼との時間が唯一楽しく、自分が大切にされていると感じると話しました。
現在、Y子のような子どもが家族のケアをしなければならない「ヤングケアラー」(若年介護者)と呼ばれる子どもたちが増加しています。問題は、彼らの多くがそれを生活の一部として考え、自覚のないまま心身の疲労が蓄積され、登校が不安定になる上に、学習する権利も保障されていないと言う事です。父親の世話と言う重責を抱えきれず、異性に頼ってしまったY子を責めることはできません。
Y子が心身に負った傷は深く、現在も学校と地域でY子を支えています。登下校は学校職員が担当し、帰宅後は地域保健師が父親の世話をしながらY子の生活の補助をを行っています。Y子の気持ちを聞くなど心のケアもしていく中で、少しずつ落ち着いた生活が送れるようになってきています。
高齢化や核家族化など、家庭環境が複雑化しているなかで、学校と地域の連携で、ヤングケアラーの問題をしっかり把握し、解決に向けての取り組みを進めることが、大きな課題になっているのではないでしょうか。
今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆2月21日号
『子どもが介護をするということ 思春期つながるよりそう(月1回連載)』
中学三年生のY子は、病気の父の世話をしているため遅刻が多く、最近早退も増えて気になっていました。
そんな矢先にY子が下腹部の痛みを訴えました。念のため生理の有無を確認をすると、Y子は急に顔を曇らせてうつむきました。よく聞いていくと、最近知り合った社会人の彼と深い関係になり、気づけば生理が遅れて痒みもあるとのことでした。彼はY子の家に入り浸り、Y子は父親の世話をしながら同棲のような生活を送っていたのです。私は妊娠の可能性があることを伝え、病院に同行しました。Y子は妊娠した上に性感染症にかかっていました。
父親が病気の悪化で不在の中、地域保健師が立ち会い、中絶手術が行われました。付き添う私たちの前で、Y子は涙ながらに毎日父親の世話で疲れ、誰も頼る人がいなかったこと、彼との時間が唯一楽しく、自分が大切にされていると感じると話しました。
現在、Y子のような子どもが家族のケアをしなければならない「ヤングケアラー」(若年介護者)と呼ばれる子どもたちが増加しています。問題は、彼らの多くがそれを生活の一部として考え、自覚のないまま心身の疲労が蓄積され、登校が不安定になる上に、学習する権利も保障されていないと言う事です。父親の世話と言う重責を抱えきれず、異性に頼ってしまったY子を責めることはできません。
Y子が心身に負った傷は深く、現在も学校と地域でY子を支えています。登下校は学校職員が担当し、帰宅後は地域保健師が父親の世話をしながらY子の生活の補助をを行っています。Y子の気持ちを聞くなど心のケアもしていく中で、少しずつ落ち着いた生活が送れるようになってきています。
高齢化や核家族化など、家庭環境が複雑化しているなかで、学校と地域の連携で、ヤングケアラーの問題をしっかり把握し、解決に向けての取り組みを進めることが、大きな課題になっているのではないでしょうか。