2017年04月03日

『ふたたび被爆者をつくらない』

さて4月になりました。子どもたちの新学期ももうすぐです。慣らしで児童デイに行っている娘から帰るコール。6年生になったら遅刻しないで学校へ行くの誓いは限りなく怪しい…

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆4月6日号

『ふたたび被爆者をつくらない 日本被団協事務局次長 藤森俊希さん(国連会議で発言の抜粋)』

 私は、1945年8月6日、米軍が広島に投下した原爆に被爆した一人です。被爆者は「ふたたび被爆者をつくるな」と国内外に訴え続けてきました。この訴えが条約に盛り込まれ、世界が核兵器廃絶へ力強く前進することを希望します。

 私は、生後1年4カ月でした。私は当日体調を崩し、母に背負われ病院にいく途中、爆心地から2・3キロ地点で母とともに被爆しました。2階建ての民家があり熱線を直接受けることは避けられましたが、爆風で土手の下まで吹き飛ばされました。母は、私を抱いて近くの牛田山に逃れました。姉はついに見つからず、遺体もわからないままです。私は、目と鼻と口だけ出して包帯でぐるぐる巻きにされ、やがて死を迎えると見られていました。その私が奇跡的に生き延び、国連で核兵器廃絶を訴える。被爆者の使命を感じます。米軍が広島、長崎に投下した原爆によって、その年の末までに21万人が死亡しました。キノコ雲の下で繰り広げられた生き地獄後も今日3月27日までの2万6166日間、被爆者を苦しめ続けています。同じ地獄を絶対に再現してはなりません。

 私の母は、毎年8月6日子どもを集め、涙を流しながら体験を話しました。辛い思いをしてなぜ話すのか尋ねたことがあります。母は一言「あんたらを同じ目にあわせとうないからじゃ」と言いました。母の涙は、生き地獄を再現してはならないという母性の叫びだったと思います。

 この国際会議など、粘り強い議論、声明が導き出した結論は、「意図的であれ偶発であれ核爆発が起これば、被害は国境を越えて広がり」「どの国、国際機関も救援の術を持たず」「核兵器不使用が人類の利益であり」「核兵器不使用を保証できるのは核兵器廃絶以外にあり得ない」ということでした。多くの被爆者が、万感の思いをもって受け止めました。

 核兵器国と同盟国が核兵器廃絶の条約をつくることに反対しています。世界で唯一の戦争被爆国の日本の政府は、この会議の実行を盛り込んだ決議に反対しました。被爆者で日本国民である私は心が避ける思いで本日を迎えています。しかし、決して落胆していません。会議参加の各国代表、国際機関、市民社会の代表が核兵器を禁止し廃絶する法的拘束力のある条約をつくるため力を注いでいるからです。被爆者は昨年4月、すべての国が核兵器を禁止し廃絶する条約を結ぶことを求める国際署名を始めました。現在累計で172万余の署名が集まっています。億単位の署名を目標に2020年まで続けます。法的拘束力のある条約を成立佐瀬、発効させるためともに力を尽くしましょう。


『新型コロナ 冬の感染対策』
『災害時に備える自宅のトイレ』
『国の「食料自給率」どう見るか』
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小組フェスタ 発表の部 3
小組フェスタ 発表の部 2
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