2020年09月28日

『災害時に備える自宅のトイレ』

さて、先週は新婦人しんぶんがお休みで2週開いたわけですが、その間、新婦人の会員でもあった母が亡くなり、ちょっと精神的にキツイな~。忙しいほうがまぎれるのかもしれないけど…

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆10月1日号
『災害時に備える自宅のトイレ』
NPO法人日本トイレ研究所 代表理事 加藤篤さんに聞く

『災害時に備える自宅のトイレ』

 地震、台風,水害…食料や水の備えとあわせ大事なのがトイレのこと。自宅のトイレが使えなくなる事態にどう備えればよいのでしょうか。日本トイレ研究所代表理事の加藤篤さんのアドバイスです。

 災害時に、自宅で避難生活をする場合、トイレの備えは不可欠です。断水や停電、給水設備、下水道や浄化槽の破損により、多くの水洗トイレは使えなくなります。

 そこで、絶対に必要なのは携帯トイレです。携帯トイレは断水や排水不可となった洋式便器などに設置して使用する便袋(し尿をためるための袋)で、給水シートがあるタイプや粉末状の凝固剤で水分を安定化させるタイプなどがあります。

 イラストのように、まず、ポリ袋を便座の下の便器にかぶせます。便座の上から携帯トイレを取り付けておけば、携帯トイレだけを交換すればよいのです。

 携帯トイレにはいろいろなタイプののものがありますが、私たちの「災害トイレガイド」というサイトに、性能を公表したものが載っていますので、検索してください。だいたい1回分100円~200円です。

 平時に家族でトイレを使う回数を把握し、家族の回数×最低3日分、出来れば7日分を備えてください。

 あわせて、トイレットペーパー、ウェットティッシュ、アルコール手指消毒液、停電に備えてトイレ用の照明器具(ランタンやヘッドライト等)も備えておきましょう。

 使用後の処理について、多くは「可燃ごみ」に出しますが、お住いの自治体に確認しておいたほうがよいでしょう。

 災害時は、すぐにはごみの回収に来れないので、保管が必要です。庭があれば庭に、マンションであればベランダに、など保管場所をイメージしておきます。臭気が気になる場合、携帯トイレのさらに外袋があります。においを抑えられる袋も売っています。さらに、紫外線や雨ざらしで袋が劣化しないように、ふたつきの容器に保管した方がよいと思います。

 収集日に出すときは、大小便が入った袋だとわかる必要があります。集合住宅の場合は、一般ごみと区別できるよう、回収場所にコーナーを指定するなど、ルールを決めておきましょう。一人で運べるくらいの重さにすることも注意点です。

 自治体の清掃課か防災課に処理法を確認しておきましょう。

 避難場所の仮設トイレが和式ばかりで男女別になっていないことはまだあります。排泄は何より安心できることが一番なので、自宅の備えをしっかりしておくことが大切です。

〇うんちweek(排便を通して、健康や生活リズムを整えるきっかけをつくることを目的に立ちあげた)期間 11月10日(いいトイレの日)~19日(国連の定める世界トイレの日)特設サイト(トイレマガジン内)での情報発信
主催 特定非営利活動法人日本トイレ研究所



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