2015年11月16日

『うそをつくのは心の‶SOS”思春期つながるよりそう(月1回連載)』

さあ、あっという間に11月も半ば。学芸会やらいろいろ予定がつまっていてとても忙しいです。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆11月19日号

『うそをつくのは心の‶SOS”思春期つながるよりそう(月1回連載)』

 中2のYさんは児童養護施設から通っています。生まれてまもなく乳児院に引き取られ、それからずっと施設で育ちました。学校では、友だちの何気ない言葉や目線が気になったり、不安になることが多くあり、2年生になってから毎日保健室に来るようになりました。

 保健室でのYさんは、何度もうそをついたり、気持ちとは正反対のことを言って試したり、わざと怒らせるようなことを言って関係を築こうとしました。私は信頼関係を結ぶのを最優先にし、Yさんのいいところを見つけ伝えることにしました。

 「あいさつがしっかりできてとてもいいね」「頼んだことをすぐにやってくれて助かるよ」「掃除をとてもていねいにやっていてすごいね!」などたくさんのいい面を伝えると、「そうかな~?」と照れてうれしそうな表情をするようになりました。少しずつ距離が近づいたかなと感じていたとき、Yさんはが私にすぐばれてしまうようなうそを言いました。「確認すればすぐわかってしまうよ」と言うと、「いいよ!ほんとだもん!」と言って譲りません。私が確認して、やはりうそだとわかると、「うそをつかれると悲しいし、ショックだよ。Yさんのことを信用できなくなってしまう。私は信じたいよ」と想いを話しました。そして「どうしてうそをついてしまうのかな?」と聴いてみると「うちのこをと見てほしくて、やっちゃう」と本音をこぼしてくれました。

 私はその言葉にハッとしました。「自分を見てほしくて言っていたんだね。気づいてあげられなくてごめん。これからは、Yさんが自分の気持ちを素直に言えるとこからやってみよう」と言うと「わかった」と答えてくれました。その後もうそをつくことを繰り返していますが、私が「Yさん、本当は?うそだったらそのあと‶冗談”って言ってくれるといいな」と言うと、「冗談!ほんとは〇〇だよ。ごめんね」と素直に自分の気持ちを言えるようにもなってきました。深く傷ついた心に寄り添うことのむつかしさを感じつつ、Yさんの心の奥にある‶ほんとはもっとこうなりたい”いう願いが引き出せるよう、理解していきたいと思います。


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