2014年09月29日

『タネから見える 農業戦略・TPP』

昨日は豊橋母親大会でした。災害がおきた時、幼い子どもを抱えてどうするか。言うこと聞かないきかんぼうだからなぁ(-"-;)

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆10月2日号

『タネから見える 農業戦略・TPP』

家庭菜園で野菜をつくろうとタネを買いに行くと、タネの原産国はほとんど外国。京みずなはニュージーランド、大根はアフリカ、ネギはイタリア…タネにいま何が起きているのでしょう。

今、野菜のタネは、8〜9割が海外からの輸入。国産のタネが減っているのはタネ採りの担い手・後継者不足、技術伝承の難しさなど、さまざまな背景があります。そんな中、昔から長年栽培された日本の在来作物(在来種)のタネを残す運動が各地で広がっています。その一人、農民連女性部副部長で、新婦人神奈川県大和支部みつばち班のTさんを訪ねました。

「たとえば大根のタネを採るには大根として出荷するのとは別に、よいものを選別し、花を咲かせ、ほかの品種と交雑しないようにして、実を採るまで畑に2〜3ヵ月はおかなくてはなりません。タネ採りは時間と手間がかかりますと」とTさん。

多くの農家ではつくりやすく収穫量が多い、品質もそろうF1作物が主流になっています。F1作物は一世代しか同じものがつくれないため、「タネは買うもの」になってきているといいます。

「これはタネ採り用に熟させた『相模半白』という在来種のキュウリです。病気に弱く苦みが出ることも。でも触感がパリパリとして味もしっかりした品種です。在来種は環境に適する能力を獲得していくので、その点については強いですよ」

 Tさんは仲間と農業試験場に行き、在来のタネとそのつくり方などの話を聞き勉強しているといいます。

「つくられなくなった品種や、タネがなくなった品種がたくさんあります。在来種を残すには一人では無理。採ったタネが何かの拍子にだめになることも。だから仲間が必要。そして農民としては経済的に成り立たないと在来種はつくれません。京野菜や江戸野菜のように、それを専門に出す料理屋やお店、学校給食など、消費方法も含めて考え、行政も加わって地域で在来の作物を残そうという努力が大切だと思います」

タネの生産を海外に頼ることには、不作の時にタネがなくなったり、高騰したりして買えなくなる心配があります。

Tさんも農民連としてその会議に参加した、小農民の国際組織「ビア・カンペシーナ」の運動の柱は「持続可能な農業とタネを守ろう」。

「自分がまく種を自分で採り、近所の農家と交換することは、昔からおこなわれてきた『農民の権利』です。長い年月を経て、その土地に適応してきた在来種のタネはいのちを支える源。家庭菜園でもぜひ在来のタネを手に入れて、花を咲かせタネを採ってみてほしい」

ナスやキュウリ、落花生、サトイモ、ニンジンと、畑の作物を見つめるTさん。その目は優しさにあふれていました。


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