2014年08月04日

『幼児期からの性教育4 赤ちゃんはどうやってできるの?』

今日は8月6日に広島で開かれる原水爆禁止世界大会に支部長さんが行ってしまったので、ちょっぴりバタバタ。でもがんばります(`∇´ゞ

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆8月7日号

『幼児期からの性教育4 赤ちゃんはどうやってできるの?』

自分が生まれる前はお母さんのおなかのなかにいたということは、身近に妊婦さんの姿を目にしたりするうちにわかってきますが、どうやってお母さんのおなかに入ったのだろう、と、子どもは不思議でたまりません。

「お父さんに似ているね」などと言われると、ますますわからなくなります。そのことをお父さんやお母さんに尋ねるのは、自分はどうやって生まれてきたのか、自分のいのちはどうやってできたのか、ということを知りたいからなのです。

「赤ちゃんはお母さんのおなかからどうやって生まれるの?」ということも、子どもたちは知りたいからことです。帝王切開という方法もありますが、陣痛とともにワギナから生まれることが多く、出産のしくみを伝えるには、まず赤ちゃんが育つ場所である子宮と産道となるちつ(ワギナ)があることを教えることが必要でしょう。

赤ちゃんが子宮の中で育つことがわかったら、「赤ちゃんが子宮の中で育つことがわかったら、「赤ちゃんのいのちのもとは何だろう?」ということが知りたくなります。いのちの男性が持っている精子と女性のおなかの中にある卵子が一つになって受精卵になることではじまります。どうやったら精子と卵子が一つになれるのかが、子どもにとって大きな疑問であり、その疑問に正面から答えていくことは、自分のいのちの成り立ちを知る上で欠かせないことなのです。それは性交を伝えていくことになりますが、子どもが知りたいのは卵子と精子がどうやって出会うか、のしくみなので、受精に至る過程を科学的に伝えていけばいいでしょう。

精子と卵子が出会うには、ペニスをワギナに入れて精子を卵子の近くに送ること、精子は空気に触れると生きていけないのでこの方法が一番安全に送り届けられるということを話すと、子どもはペニスの形がホースの形をしていることにも納得します。

受精のしくみを教えるには性交を伝えることになるので、大人にとっては話しにくいことです。でも、自分のいのちはどうやってできたのかという、子どもにとってとても大切な疑問に真剣に向き合ってくれるかどうかということは、この先の信頼関係を築く上でとても大切なことであり、何よりも子どもが自分自身を大切に思えるかどうかにもつながっていくことです。

すぐに応えることがてきなくても、「大切なことだから後で教えてあげるね」とこころの準備をしてから話してあげてください。いのちの成り立ちのしくみを知った子どもたちは、大きな安心感を持つはずです。

(“人間と性”教育研究協議会幹事・和光小学校、和光幼稚園校園長)
北山ひと美


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