2014年01月13日
『子宮内膜症 サインは月経痛』
あけましておめでとうございますm(_ _)mとは言っても1月も半分ほど過ぎ、今日は成人の日。20歳になった甥っ子が昨日スーツ姿を見せに来ました。若者が輝ける社会にしたいですね。新婦人しんぶん 今年もスタートです。
今週の☆勝手にピックアップ☆1月16日号
『子宮内膜症 サインは月経痛』
「月経痛は病気のサインと理解し、生活に支障をきたすような痛みがある場合は産婦人科で相談を」―。徳島大学産婦人科学分野教授苛原稔さんの講演をまとめました。
子宮内膜症とは、子宮の内側にある子宮内膜に似た組織(子宮内膜組織)が子宮の内側以外の腹膜や肺、腸、卵巣、卵管などの部位に発生して、月経のたびに増殖・悪化していく病気です。
子宮内膜症の症状は月経痛が必発し、30〜50%が不妊になります。ですから月経痛は子宮内膜症を疑うサインです。そのほかにもセックスや排便のときに痛みを感じたり、ひどいときは気胸(胸膜腔内に空気やガスがたまり呼吸困難に)にもなります。さらに、卵巣に子宮内膜組織ができると破裂の危険や卵巣がんに変化する可能性があるなどさまざまな影響を及ぼします。
子宮内膜症の患者は20〜30代に多く、月経のある女性の10人に1人といわれています。東京大学医学部附属病院分院の調査では、子宮内膜症が存在した割合が40年間で約30倍(2000年)となり、年々増えています。それは少子化にみられるように出産回数が減って、授乳期間が短いため月経の回数が多くなっているからです。
子宮内膜症が発症する原因は月経血の逆流にあります。子宮内膜組織は月経血として膣から出るだけでなく卵管を通って腹腔内に逆流します。月経血は腹腔内で吸収されてなくなるのですが、まれに子宮の周辺の臓器に癒着します。癒着する人としない人がいる理由ははっきりしていませんが、ひとつには臓器に傷ができると、それを治そうとする働きによって子宮内膜組織が癒着するからだと考えられています。
痛みの原因は、子宮内膜組織も女性ホルモンによる影響を受けるため、月経と同じように毎月出血を繰り返し、その出血した血液が腹膜にふれるからです。最初は小さなものですから軽い痛みだったのが、周囲の臓器と癒着し病巣が広がっていくと痛みの範囲もひろがり月経痛がだんだんひどくなります。
治療には、薬物療法や手術療法があり、どの方法を選ぶかは症状や年齢をはじめ、その人が妊娠・出産を希望するのか、しないのかなどのライフプランによって違います。
薬物療法では、鎮痛剤や漢方薬で痛みをとり、EP配合製剤などのホルモン剤(保険適用)をつかって病気の進行を防ぎ、痛みをコントロールします。
一度癒着すると手術でしか子宮内膜組織をはがすことができませんので、重症になると手術をおこなう場合があります。妊娠を希望する場合は保存手術(卵巣、卵管を保存し病巣だけを取り除く)、妊娠を希望しない場合は根治手術(病巣とともに卵管、卵巣を取り除く)があります。
子宮内膜症の治療をはじむると、月経痛などの痛みが軽減されQOL(生活の質)が向上します。不妊やがん化する可能性があるなど人生設計にかかわりのある病気ですので、がまんしないで産婦人科に受診し、相談してください。
今週の☆勝手にピックアップ☆1月16日号
『子宮内膜症 サインは月経痛』
「月経痛は病気のサインと理解し、生活に支障をきたすような痛みがある場合は産婦人科で相談を」―。徳島大学産婦人科学分野教授苛原稔さんの講演をまとめました。
子宮内膜症とは、子宮の内側にある子宮内膜に似た組織(子宮内膜組織)が子宮の内側以外の腹膜や肺、腸、卵巣、卵管などの部位に発生して、月経のたびに増殖・悪化していく病気です。
子宮内膜症の症状は月経痛が必発し、30〜50%が不妊になります。ですから月経痛は子宮内膜症を疑うサインです。そのほかにもセックスや排便のときに痛みを感じたり、ひどいときは気胸(胸膜腔内に空気やガスがたまり呼吸困難に)にもなります。さらに、卵巣に子宮内膜組織ができると破裂の危険や卵巣がんに変化する可能性があるなどさまざまな影響を及ぼします。
子宮内膜症の患者は20〜30代に多く、月経のある女性の10人に1人といわれています。東京大学医学部附属病院分院の調査では、子宮内膜症が存在した割合が40年間で約30倍(2000年)となり、年々増えています。それは少子化にみられるように出産回数が減って、授乳期間が短いため月経の回数が多くなっているからです。
子宮内膜症が発症する原因は月経血の逆流にあります。子宮内膜組織は月経血として膣から出るだけでなく卵管を通って腹腔内に逆流します。月経血は腹腔内で吸収されてなくなるのですが、まれに子宮の周辺の臓器に癒着します。癒着する人としない人がいる理由ははっきりしていませんが、ひとつには臓器に傷ができると、それを治そうとする働きによって子宮内膜組織が癒着するからだと考えられています。
痛みの原因は、子宮内膜組織も女性ホルモンによる影響を受けるため、月経と同じように毎月出血を繰り返し、その出血した血液が腹膜にふれるからです。最初は小さなものですから軽い痛みだったのが、周囲の臓器と癒着し病巣が広がっていくと痛みの範囲もひろがり月経痛がだんだんひどくなります。
治療には、薬物療法や手術療法があり、どの方法を選ぶかは症状や年齢をはじめ、その人が妊娠・出産を希望するのか、しないのかなどのライフプランによって違います。
薬物療法では、鎮痛剤や漢方薬で痛みをとり、EP配合製剤などのホルモン剤(保険適用)をつかって病気の進行を防ぎ、痛みをコントロールします。
一度癒着すると手術でしか子宮内膜組織をはがすことができませんので、重症になると手術をおこなう場合があります。妊娠を希望する場合は保存手術(卵巣、卵管を保存し病巣だけを取り除く)、妊娠を希望しない場合は根治手術(病巣とともに卵管、卵巣を取り除く)があります。
子宮内膜症の治療をはじむると、月経痛などの痛みが軽減されQOL(生活の質)が向上します。不妊やがん化する可能性があるなど人生設計にかかわりのある病気ですので、がまんしないで産婦人科に受診し、相談してください。
Posted by つむたい at 22:42│Comments(0)
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