2021年07月05日
『成長曲線から見る変化 子どもの足が縮んでいる⁉』
なんかすごい雨でした。とりあえずまわりに被害はなかったけど、熱海のニュースにびっくり…。自然災害本当に怖いですね。
今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆7月10日号
『成長曲線から見る変化 子どもの足が縮んでいる⁉』
女子栄養大学客員教授 小林正子さん
「今どきの子はみんなスタイルが良くていいな、足が長くて…」と思っていませんか?
いえいえ、実は親世代よりも縮んでいるのです。子どもたちの体型や、健康にどんな変化・問題が起きているのか。子どもの足はもっと伸びる!』の著者、小林正子さん(女子栄養大学客員教授)に聞きました。
日本の子どもの平均身長は,17歳の全国平均値で見ると、最も高かった時代より3ミリ縮んでいます。さらにその中身を見ると座高は伸びているのに、足が縮んでいるのです。17歳の足の長さは、最も長かった1995~98年頃よりも平均で1センチ短くなっています(学校保健統計調査報告書)。「身長に占める足の割合」1998年頃から減少していて、親の世代より〝胴長短足”が進んでいるのです。
しかも、小学校低学年では親の世代(30年前)と比べると過去最高に足が長くなっているのに、男女とも中学生になると突然、短くなっていきます。
この現象は進行形であるにもかかわらず、2015年度を最後に、学校の身体計測項目から座高が削除されてしまいました。子どもたちが大きく変化している現代において、この先どうなっていくのか、データがないから追跡できないという状況でよいのでしょうか。
子どもの身長の伸びは、足が伸び、やがて座高が伸び、最後にまた足が伸びるという三段階で促進されることが確認できています。近年の足の長さの伸び悩みは全国的に見られており、それは思春期後半で足の伸びが昔に比べて減少していることが原因と言えるのです。
子どもを取り巻く環境は、自然的・人工的な影響を受けて変化しています。子どもたちの生活に深く入り込んでいる電子機器、とりわけスマートフォンの登場が子どもの発育にまで悪影響を及ぼしていることが、集団データからも個人データからも確認できます。
スマートフォンに含まれるブルーライトは、波長が380~500ナノメートルの青い光のことです。可視光線のうち最も紫外線に近い領域の光で、波長が短くエネルギーが高いものです。特に近距離で使用するスマートフォンでは、目の疲れや精神的疲労の原因となります。エネルギーが強いため夜間や就寝前の使用で体内時計のリズムを乱し、脳を興奮状態にさせて深い睡眠を妨げます。そのため深い睡眠で得られる成長ホルモンをはじめ重要なホルモンの分泌が減少し、発育や健康に悪影響が生じるのです。
小学生後半から中学性にかけて、ちょうどスマートフォンを自由に使い始める時期が足の伸びる大切な時期と重なって、足の発育が阻害されることになります。思春期後半に足の伸びを促進するような生活をすれば、日本人の身長は、まだ伸びる可能性があると考えられます。
スマートフォンを長時間使用しない、特に夜間の使用をでいるだけ控えることです。よく「寝る子は育つ」といわれますが、それは事実なのです。
基本は睡眠、運動、栄養のバランス、早寝早起きなどの生活習慣を守り、体のリズムを崩さないようにすることです。日々の積み重ねの結果が子どもの健康やスタイルに表れてきます。「夜にスマホを使っていると足が伸びなくなるよ!」と、科学的にお子さんに説明し、話し合いましょう。気づいたら成長期が終わっていたということにならないよう、できることから取りかかってみませんか。
今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆7月10日号
『成長曲線から見る変化 子どもの足が縮んでいる⁉』
女子栄養大学客員教授 小林正子さん
「今どきの子はみんなスタイルが良くていいな、足が長くて…」と思っていませんか?
いえいえ、実は親世代よりも縮んでいるのです。子どもたちの体型や、健康にどんな変化・問題が起きているのか。子どもの足はもっと伸びる!』の著者、小林正子さん(女子栄養大学客員教授)に聞きました。
日本の子どもの平均身長は,17歳の全国平均値で見ると、最も高かった時代より3ミリ縮んでいます。さらにその中身を見ると座高は伸びているのに、足が縮んでいるのです。17歳の足の長さは、最も長かった1995~98年頃よりも平均で1センチ短くなっています(学校保健統計調査報告書)。「身長に占める足の割合」1998年頃から減少していて、親の世代より〝胴長短足”が進んでいるのです。
しかも、小学校低学年では親の世代(30年前)と比べると過去最高に足が長くなっているのに、男女とも中学生になると突然、短くなっていきます。
この現象は進行形であるにもかかわらず、2015年度を最後に、学校の身体計測項目から座高が削除されてしまいました。子どもたちが大きく変化している現代において、この先どうなっていくのか、データがないから追跡できないという状況でよいのでしょうか。
子どもの身長の伸びは、足が伸び、やがて座高が伸び、最後にまた足が伸びるという三段階で促進されることが確認できています。近年の足の長さの伸び悩みは全国的に見られており、それは思春期後半で足の伸びが昔に比べて減少していることが原因と言えるのです。
子どもを取り巻く環境は、自然的・人工的な影響を受けて変化しています。子どもたちの生活に深く入り込んでいる電子機器、とりわけスマートフォンの登場が子どもの発育にまで悪影響を及ぼしていることが、集団データからも個人データからも確認できます。
スマートフォンに含まれるブルーライトは、波長が380~500ナノメートルの青い光のことです。可視光線のうち最も紫外線に近い領域の光で、波長が短くエネルギーが高いものです。特に近距離で使用するスマートフォンでは、目の疲れや精神的疲労の原因となります。エネルギーが強いため夜間や就寝前の使用で体内時計のリズムを乱し、脳を興奮状態にさせて深い睡眠を妨げます。そのため深い睡眠で得られる成長ホルモンをはじめ重要なホルモンの分泌が減少し、発育や健康に悪影響が生じるのです。
小学生後半から中学性にかけて、ちょうどスマートフォンを自由に使い始める時期が足の伸びる大切な時期と重なって、足の発育が阻害されることになります。思春期後半に足の伸びを促進するような生活をすれば、日本人の身長は、まだ伸びる可能性があると考えられます。
スマートフォンを長時間使用しない、特に夜間の使用をでいるだけ控えることです。よく「寝る子は育つ」といわれますが、それは事実なのです。
基本は睡眠、運動、栄養のバランス、早寝早起きなどの生活習慣を守り、体のリズムを崩さないようにすることです。日々の積み重ねの結果が子どもの健康やスタイルに表れてきます。「夜にスマホを使っていると足が伸びなくなるよ!」と、科学的にお子さんに説明し、話し合いましょう。気づいたら成長期が終わっていたということにならないよう、できることから取りかかってみませんか。
Posted by つむたい at 20:34│Comments(0)
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