2018年03月05日
『入学前のアドバイス』
3月に入り、だんだん4月の入学式新学期が近づいてきます。我が家は中学への進学にドキドキしてますが、新しく小学校に入るときは今と比べられないくらい不安だったなあ…
新婦人新聞☆勝手にピックアップ☆3月8日号
『入学前のアドバイス』
京都・小学校教員竹中尚子さん
小学校入学を前に、親も子も期待と不安を抱えていませんか。小学校教員竹中尚子先生からのアドバイスです。
もうすぐ一年生。期待に胸を膨らませておられることでしょう。いよいよ学校生活の一歩を踏み出されるのですね。おめでとうございます。
『あ~、ながかった。おしりがいたくなったわ。せんせい、これからべんきょうできるの?えーつ!!おべんきょうないの?つまんない!はやくおべんきょうしようよ』
これは、入学式が終わって式場である体育館から出てきた直後の1年生のつぶやきです。「1年生なんだよ」「勉強ができるぞ」と意欲満々の子どもたちの期待の大きさがわかります。この思いを大切に、一緒に学びあいたい、育ちあいたいと教員も気持ちを新たにする瞬間です。みんなで1年生の入学を心待ちにしています。
子どもと一緒で、お母さんも「一生懸命がんばらなくっちゃ」と肩に力が入っていませんか?「学校説明会」などに参加すると、あれもこれも「ご家庭できちんと指導してください」と分厚いプリントの束をもらってくることもあるでしょう。気にしないでおこうと思っても、どうしても気になってしまうものですが、ここはひとつ、何が一番大切なのか、一息ついて考えみましょう。
わたしが一番大切だと思うことは、子どもは失敗から学び、失敗の数だけ豊かに大きくなっていくということを、大人がしっかりと心にとめておこうということです。
子どもは何度でも失敗する権利があるのです。「一度失敗したら、もう二度としないように」なんて了見の狭いことを言わず、「とってもいい失敗をしたね。もう2~3回失敗しないとね。まだ失敗がたりないよ」とほめてあげてほしいのです。お母さんやお父さんの失敗も、楽しい体験談の一つとして話して聞かせてあげてほしい。「へーっ、そんな失敗してもこんなにやさしくって立派な大人になれるんだな」と子どもはおおいに安心するものです。
いま、学校では問題を起こさせないよう、失敗させないようにという指導が多くなってしまっています。また「クレーマー」(苦情を言う人)などという言葉とともに、子どもと保護者の本当の願いを見えにくくさせようという力も働いています。
でも、多くの先生たちが、子どもの願いに応えたい、子どもとともに成長しようと奮闘しています。「こんなこと心配だな」「どう考えたらいいのかな?」などなど、どんなことでも遠慮なく担任の先生にご相談ください。「忙しそうだから悪いかな」なんて遠慮はいりません。保護者のみなさんと先生が一緒になって、子どもを真ん中に、子どもも大人も失敗が喜び合える学校を創っていく営みこそが、子どもを育てる大きな一歩のなるのですから。
ようこそ、小学校へ!ご一緒に進んでまいりましょう。
新婦人新聞☆勝手にピックアップ☆3月8日号
『入学前のアドバイス』
京都・小学校教員竹中尚子さん
小学校入学を前に、親も子も期待と不安を抱えていませんか。小学校教員竹中尚子先生からのアドバイスです。
もうすぐ一年生。期待に胸を膨らませておられることでしょう。いよいよ学校生活の一歩を踏み出されるのですね。おめでとうございます。
『あ~、ながかった。おしりがいたくなったわ。せんせい、これからべんきょうできるの?えーつ!!おべんきょうないの?つまんない!はやくおべんきょうしようよ』
これは、入学式が終わって式場である体育館から出てきた直後の1年生のつぶやきです。「1年生なんだよ」「勉強ができるぞ」と意欲満々の子どもたちの期待の大きさがわかります。この思いを大切に、一緒に学びあいたい、育ちあいたいと教員も気持ちを新たにする瞬間です。みんなで1年生の入学を心待ちにしています。
子どもと一緒で、お母さんも「一生懸命がんばらなくっちゃ」と肩に力が入っていませんか?「学校説明会」などに参加すると、あれもこれも「ご家庭できちんと指導してください」と分厚いプリントの束をもらってくることもあるでしょう。気にしないでおこうと思っても、どうしても気になってしまうものですが、ここはひとつ、何が一番大切なのか、一息ついて考えみましょう。
わたしが一番大切だと思うことは、子どもは失敗から学び、失敗の数だけ豊かに大きくなっていくということを、大人がしっかりと心にとめておこうということです。
子どもは何度でも失敗する権利があるのです。「一度失敗したら、もう二度としないように」なんて了見の狭いことを言わず、「とってもいい失敗をしたね。もう2~3回失敗しないとね。まだ失敗がたりないよ」とほめてあげてほしいのです。お母さんやお父さんの失敗も、楽しい体験談の一つとして話して聞かせてあげてほしい。「へーっ、そんな失敗してもこんなにやさしくって立派な大人になれるんだな」と子どもはおおいに安心するものです。
いま、学校では問題を起こさせないよう、失敗させないようにという指導が多くなってしまっています。また「クレーマー」(苦情を言う人)などという言葉とともに、子どもと保護者の本当の願いを見えにくくさせようという力も働いています。
でも、多くの先生たちが、子どもの願いに応えたい、子どもとともに成長しようと奮闘しています。「こんなこと心配だな」「どう考えたらいいのかな?」などなど、どんなことでも遠慮なく担任の先生にご相談ください。「忙しそうだから悪いかな」なんて遠慮はいりません。保護者のみなさんと先生が一緒になって、子どもを真ん中に、子どもも大人も失敗が喜び合える学校を創っていく営みこそが、子どもを育てる大きな一歩のなるのですから。
ようこそ、小学校へ!ご一緒に進んでまいりましょう。