2012年03月13日

外で思いっきり遊べる日を一日も早く!福島

昨日は3.11の追悼&浜岡原発反対集会。800近く人が集まったとか。中日新聞にも取り上げられていました。地震や津波の被害も大きかったけど、今回の東日本大震災は福島の原発事故抜きにしては語れないだろう。子どもたちにツケを回さないためにも、原発問題は大きな課題だ。

今週の☆新婦人しんぶん勝手にピックアップ☆3月15日号

『外で思いっきり遊べる日を一日も早く!福島』
県と国を動かしてきた女性たち

「1年もたったのに、子どもを守る国の手立てがないなんて…」「除染も賠償もすすまないなか、何が“収束宣言”(野田首相)なの!?」100人を超える上京団がバスで続々かけつけ、「ふくしま怒りの総行動Part2安心して住み続けられる福島を」署名提出・国会行動(2月24日)がとりくまれました。その先頭にいるのは、「子どもたちを守りたい」の一心で立ち上がるお母さんたちです、

「朝の子ども番組で、幼稚園児たちが山道で落ち葉を拾い、“魚の形だね”“穴が開いていてめがねみたい”と遊んでる姿がテレビに映し出されました。食い入るように見ていた3歳の娘が“まなもね、行ったんだ、ずっと昔”と…。娘たちは、時間を限って園庭で遊ぶことはできても、今なお散歩に行くことはできません。一日も早く、子どもたちに、土や水、風、お日様を返してほしい!

「県内では学校関係の除染は終了していますが、地域の除染はこれからです。内陸部の福島市でも、校庭を一歩出ると、毎時1マイクロシーベルトを超える線量。1年も外出制限がつづくなか、子どもたちの成長や運動能力、心にも影響が出始めている。首相や政府は福島にきてその実態を見てほしい!」と訴えます。

県内の避難者は15万8000人(県人口の7.9%)、県外への避難者は6万2000人を超え、今も流出は止まっていません。公立の小中学校に今春入学予定の生徒は、前年度より2割減少。子どもたちは、仮校舎でね授業や友だちとの別れ、放射能の不安など原発事故によるリスクを背負わされているのです。

「みんなで話し合い、運動することで、福島で子育てする希望をつないできました。くじけそうになるけともありますが、全国の仲間が子ども署名を送ってくれたり、国の責任で福島の子ども医療費無料化制度の実現を迫る緊急メールをひろげてくれたり、どれほど励まされているか。迅速な除染や内部被ばくの調査や健康診断、自主避難にも財政的な支援をなど、子ども署名の項目はどれも重要です。まずは“18歳以下の医療費無料化”を、原発を推進してきた国の責任で実現させたい」と話します。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

『屋内遊び場で子どもと親を支援 郡山』
菊池信太郎医師に聞く

安心できる育児環境を呼びかけている郡山市の菊池信太郎小児科医師(「郡山市震災後こどもの心のケアプロジェクトチーム」マネージャー)を訪ねました。

市内の幼稚園児(4、5歳児、245人)の、昨年6月までの1年間に増加した体重を調べました。その結果、平均0.81キロで、前年に同じ年齢層で測定した増加幅、平均3.1キロの4分1にとどまっていることがわかりました。大きなストレスが加わって成長ホルモンの分泌に変化がえきたのかもしれませんし、食欲が減り食生活が変わったのかもしれません。いろんな要素があり一つには絞りきれませんが、自然との触れ合いと自由な遊び(運動)か奪われたことが大きくのしかかっていることは間違いありません、

常識的に考えると子どもが自由に遊べないことはおかしなことです。こうした状況が1年もつづいていることに私たちはもっと危機感を持つべきです。1歳、3歳、5歳…と、子どもにはその時期、時期にあった刺激が必要なのです。

この状況を何とかしたいと、市と企業の協力を得て、昨年12月に、屋内遊び場「ペップ・キッズこおりやま」をオープンすることができました。ペップ・キッズどはプレリーダーがいで、よじ登ったり投げたり、屋外でないとできにくい動きを、子どもたちにしむけます。親にも子どもが遊ぶということがどういうことなのか、一緒に体験してもらいます。必要に応じて臨床心理士などの相談も受けられます。

次は、公園をていねいに除染し、ここなら安心して遊べるという屋外遊び場を実現する。それらを一つひとつ増やせたらと考えています。

放射線の問題はゆゆしき問題ですが、変えられるものもある。何ができるのかと発想を変えて、ご一緒に子どもたちを守るとりくみをすすむていきましょう。