2021年11月29日

『リプロダクティブ・ヘルス&ライツと私たち③明治学院大学社会学部付属研究所研究院 菅谷摂子』

今日は、13時に給食保無償化署名を提出するのですごく忙しく、弁当を持ってきて事務所で食べた。給食署名は2万2千筆以上集まって良かった~!

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆12月4日号

『リプロダクティブ・ヘルス&ライツと私たち③明治学院大学社会学部付属研究所研究院 菅谷摂子』

 厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」により、昨年からオンライン診療を受ければ、薬局で緊急避妊薬を受け取れるようになりました。しかし、緊急避妊薬は72時間以内に服薬しなければ効果が期待できないため、休日や夜間など病院が閉まっている時間帯での対応が遅れがちですし、薬局への連絡や薬局の開いている時間あるいは宅配にかかる時間などを考えると、極めてタイトなスケジュールになります。そもそも、オンライン診療をしている医療機関は全医療機関の3%ですし、医療機関にかかることで診察料などの費用もかかります。

 そこで、医師の処方箋がなくても薬局で購入できる市販薬化(OCT化)を求める声が上がっています。OCT化については、緊急避妊薬に関する研修を受けた薬剤師が9000名に上がっており、薬局での対応は可能だと思われますが、コロナ以降審議が止まっているため、緊急避妊薬へのアクセスは厳しい状況が続いています。

 さらに、イギリスの製薬会社が経口中絶薬の承認申請を行うとのニュースが入りました。中絶薬はは人工的に流産をひき起こすもので、世界70カ国以上で承認されており、WHOでも安全な薬剤とされています。避妊や緊急避妊薬にアクセスできなかった場合、中絶手術は最後の砦となり、母体保護法による中絶可能期間を考慮すると、緊急避妊薬と同様にアクセスの良さが強く求められています。しかし中絶薬については堕胎罪の「自己堕胎」に関する可能性、12週以降の場合には死産届けが必要など、法制度上の懸念から、緊急避妊薬は認めても中絶薬に難色を示す識者もいます。緊急避妊薬では意
人生をかけた決断であり、避妊や緊急避妊薬と同じように女性の健康と権利に関わる一連の選択に位置付けられるはずです。課題を一つずつ解決することで、身体の安全と自由が守られる社会になるよう望みます。  


2021年11月25日

おしゃべりママ11月報告

今日はおしゃべりママでした。12月5日のちっちゃなバザーで売るドングリ帽子の先行品を娘さんと2人で、さっそくかぶってディズニーランドに行ったら、旦那さんが「家族みんなでかぶりたいから大きいサイズが欲しい」と言ってた…なんて話からスタート。

ディズニーランドはコロナの影響でわりとスムーズに回れたなんて話から、列に並んで待てない障害者向けのサービスとして、ファストパスみたいに時間になると呼んでくれるのがあるよなんて話に。私が行った数年前は、手帳無しでも自己申告でもらえて、アトラクションの説明なんかも30秒後に稲光のように光るとか、丁寧にしてもらえてありがたいシステムでした。

遊園地つながりでラグーナのプリキュアショーの話になり、ホテルアークリッシュに泊まる宿泊プランのほうが宿泊費込みでも安くなるらしく「アークリッシュ、自宅からめっちゃ近いんだけど住所書く時に恥ずかしいかな」とか「非日常を楽しみたい人もいるから良いんじゃない?」なんて話に。特にコロナ禍では、あちこちで地元の人向けプランが増えているようです。

ラグーナのプリキュアショーには、ちょっと苦い思い出が…

娘が幼稚園の時に、プリキュアショーに連れて行ったのは良いが、入場料など6千円近く払ったのに、入場して5分で「怖い!帰る!」と泣かれ、すべてパーに。遊べると思っていた下の子もぐずるし、しばらく外出したくなくなったのも10年以上過ぎれば良い思い出かな。

お遊戯会の影響からか、ずっと良い子で幼稚園に行っていた年少さんが「行きたくない!」と泣くそうで…「なんででしょう?」と戸惑うママに、初めてのことだから不安なんじゃない?先生やまわりのピリつきをビミョーに感じる子もいるよなんてアドバイスも。

子どもが4歳なら、親年齢も4歳だからわからないこともいっぱいだし、不安になるよなと思う。新婦人は子育ての先輩がたくさんいるから、不安になった時は良く相談に乗ってもらったな〜なんて。いろいろやらかしながら、親も子もたくましく育っていきます。

ちっちゃなバザーで売る品物がどんどん集まってきてます。写真とるの忘れたけど、とても可愛い正月飾りなどもあるので、ぜひ12月5日は13時〜新婦人事務所に遊びに来てください。

次回おしゃべりママは
12月23日(木)10時〜 新婦人事務所です。  


Posted by つむたい at 20:14Comments(0)おしゃべりママ 子育て

2021年11月22日

『コロナと軽石とゆいまーる 女性&メディア 隔月連載』

今日は新聞の仕分けに行こうと思ったら、ものすごい土砂降り…。思わずいつもは乗らない車で事務所に行きました。月曜が土砂降りは珍しいかな。おかげで。事務所帰りに配達するしんぶんは明日以降かな。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆11月27日号

『コロナと軽石とゆいまーる 女性&メディア 隔月連載』

 明けない夜はないと言われるが、ようやく明るい兆しが見えてきた。新型コロナウィルスの広がりが沖縄でも収束しつつある。15日は1年4カ月ぶり1日あたりの新規感染者がゼロになった。ようやく最近は1桁台に落ち着きつつあるが、冬を控え、まだ油断できない状況だ。

 沖縄は人口比で全国トップの新規感染者数が続き、緊急事態宣言は5月下旬から約4ヵ月と長引いた。飲食店が多く観光立県の沖縄では、コロナの影響で多くの人が職を失い、厳しい状況にある。そんな中でも救いなのが「困ったときはお互いさま」と互いに協力し合う文化、「ゆいまーる」だ。もともと農作業などの労働力の交換を意味するが、最近は助け合いの意味で使われることが多い。

 県内各地にある子ども食堂では、1カ所に集まって食事をすることができなくなり、多くが弁当配布に切り換えた。特に夏休み期間中は、給食がなく。ご飯が食べられない子がいるだろうと、日頃子ども食堂を展開していない地域でも、ボランティアが弁当配布に動いた。

 企業が定期的に食材の提供を申し出たり、学校や地域で食品の寄贈を募るフードドライブが展開されたり、「何かできることがあれば」と名乗り出る人が多くいる。

 コロナだけではない。沖縄の海に押し寄せている軽石問題でも同様の動きがある。軽石は船のエンジントラブルの原因になるため、離島の定期航路の欠航や、漁業者が出漁を控えざるを得ない事態となっている。

 伊江島や渡嘉敷島など各地で地域住民らがボランティアで軽石の撤去作業に協力している。14日にはSNSの呼び掛けで、本部町新里漁港にボランティア3000人以上が終結した。SNSで参加を呼び掛けた男性は「できることを、みんなでやっていこうと思った」と話す。

 心温まる「ゆいまーる」の精神。高い失業率、低所得でも暴動が起きないのはこの横のつながりが大きいと感じる。沖縄戦や戦後の米統治下での苦境を乗り越えてきた先人たちの助け合いの気持ちも、根底にあるだろう。

 しかしコロナ禍で傷ついた経済は、ゆいまーるだけで乗り切れない。身近な協力を得られにくい人たちもいる。何か手を打つ方策はないかと考えあぐねている。  


2021年11月15日

『今、ここに漂う諦めと無力感 やる気あり美の「LGBTですけど⁈」(月1回)』

今日は通信制高校に通う娘が 久しぶりにオンラインではなく登校した。新聞の仕分けが終わって帰るとちょうど帰ってきて一緒にご飯が食べれたので良かった。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆11月20日号

『今、ここに漂う諦めと無力感 やる気あり美の「LGBTですけど⁈」(月1回)』

 ある晩、友人と飲んでる時に政治に話になった。自粛続きの閉塞感、苦しくなる暮らし、進まない選択的夫婦別姓。コロナ禍での不安定な生活で高まった政治への不安や怒りを共有した。そんな中、友人がボソッと言った「でも、どうせこの先も変わらないんだろうな」という一言で、自分は案外そんな風には思っていないことに気が付いた。

 友人は諦めている様子だったが、僕は内心「変えたいと願う人たちが行動すれば変わるはず」と思っていた。僕がそんな風に考える理由は、この30年間ゲイとして生きてきて、自分を取り巻く状況の大きな変化を経験したからだと思う。

 ゲイだと自覚した17歳の時。自分が30歳になる頃には、世の中がこんなに変化しているなんて夢にも思っていなかった。メディアにはオネエキャラ以外の当事者が登場したり、全国各地の自治体でパートナーシップ制度が施行されるなんて想像もしていなかったのだ。

 もちろん、今でもLGBTQにまつわる課題は多く目指す理想とは程遠い。しかし、当時の僕が想像した以上に社会が前進したことは事実だ。さらに僕は幸運なことに「やる気あり美」と出会い、社会活動をする方々との交流が増え、変化を起こすために尽力している人たちがいることを知ることができた。その活動を見聞きして、今自分が得たものは、みんなが行動して勝ち取ったものだと理解することができた。

 この経験の有無が、僕と友人に考え方の違いにどれほど影響しているかはわからない。けど、次に彼と会った時にはこの話をしてみようと思っている。変化を願って行動すれば社会は変わる。その事実が、彼にまとわりつく諦めや無力感を払う何かの足しになればいい。おこがましいけれど、そんなことを考えている。
  


2021年11月08日

『読み聞かせがむずかしいです 子育てQ&A(月1回)』

今朝公園を散歩していたら、桜の枝にチラホラ花が咲き、蝉の声?!一緒に咲かないはずの花が同時咲いたり季節がおかしいです。気候変動の影響なのかな?

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆11月13日号

『読み聞かせがむずかしいです 子育てQ&A(月1回)』

Q,2歳の娘。本の読み聞かせをしても、自分で本を選んだのに、途中でページをめくったり、「もういい」と別の本を持って来たり、落ち着きがありません。

A.子どもの発達の過程で、9~10カ月頃に大きな変化がおきます。それまで、おもちゃならおもちゃにだけ注意を向けていた赤ちゃんが、お母さんに自分のしていることを〝見て”と振り返ったり、車などを指さしてお母さんに伝えようとしたりなどの姿が見られるようになります。「自分と物」から「自分と物と人」という三者の関係を持つことで、これは何かについて伝え合う関係が、大人と子どもの間に成立する。大事な発達の姿です。こうしたかかわりが少ないと、お母さんと一緒に絵本を楽しむことができづらいかもしれません。

 絵本は言葉や絵で楽しめるものから入ってみましょう。「しろくまちゃんのほっとけーき」(こぐま社)はホットケーキの焼ける音がおもしろく、一緒につくることも楽しめます。「のりまき」(福音館)もおすすめです。何を入れようかと相談したり、のりでまいたり…。お母さんと一緒につくる体験を通して次は何をつくろうかとイメージをふくらませることもできるでしょう。「あがりめさがりめ」(こぐま社)、「でんしゃにのって」(アリス館)なども楽しく、子どもの興味が持続する絵本だと思います。

 かくれんぼや鬼ごっこなど体を動かす遊びも大切なので、お子さんの好きなことを見つけ、楽しかったと思えることをたくさんさせてあげてください。こうした家族とのかかわりが落ち着きをもたらしていくと思います。  


2021年11月01日

『いつから命は始まるのか?海外の動きと論争 リプロダクティブ・ヘルス&ライツと私たち②』

選挙が終わりました。思ったような結果にならずにガックリです。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆11月6日号

『いつから命は始まるのか?海外の動きと論争 リプロダクティブ・ヘルス&ライツと私たち②』

 今年9月、アメリカのテキサス州で、人工妊娠中絶の大半を禁止する州法が発効されました。性的暴行や近親相姦による妊娠であっても中絶を行った場合は処罰される。全米で最も厳しい規制です。この法案は、ハートビート法案とも呼ばれており、胎児の「心音」が妊娠6週ごろに超音波検査によって確認できるという理由から、妊娠6週を超えると適用されます。

 しかし、妊娠6週目の胚には心臓の弁が存在しないため、その「心音」は、心臓弁の開閉によって起こるパンパンという人間の心拍音とは異なる、超音波診断装置によって作られた電気的な信号です。それでも法案に賛成する人たちが両腕を広げてハートのかたちを作り、出生時の姿に近い人形を持って支持を表明するのは、妊娠時には生命が宿り、人格として認められると考えるからでしょう。生命の始期については、受精してから、出生してから、胎児が母体外で生存できる時期から、などさまざまな見方が議論されてきました。優生保護法(今の母体保護法)で記述された「胎児が、母体外において、生命を保続することができない時期」が1990年に妊娠24週から22週へと変更されたのは、胎児は22週以降なら最新の医療によって生存できるという判断からです。

 ただし、胎児は女性の身体のなかで生育するのですから、女性の身体と切り離された存在として想定することはできません。女性の身体は女性自身の意思と無関係に扱われてはならない、すなわち女性の身体の権利が主張されなくてはならないのは、こうした葛藤状態が生じるからだと考えられます。

 北アイルランドでは2019年にそれまで禁じられていた中絶が合法化されましたが、中絶への風当たりがなお強いため、イングランドに渡って手術を受ける人がいます。女性の権利がさまざまな場面で尊重されるようになりましたが、リプロダクティブ・ヘルス&ライツは、胎児という存在が引き出す論争のただなかにあります。  


2021年10月28日

おしゃべりママ10月報告

今日はおしゃべりママでした。
子どもが図書館で借りた本を破ってしまったので、テープで貼ろうとしたら「先生がダメって言ってたよ」と子どもに教えられたと言う話からスタート。メンバーの中に何箇所もの学校を巡っている図書修理のプロがいるので、なぜテープはダメなのか?のガチな講座になりました。

図書修理の技と大変さを学んだんだけど、学校によってかなり図書館の本に対する扱いが違い、先生も知識がない人も多いそう。給食の時間に広げていて牛乳こぼし、固まった本。先生が「なんとかなりませんか?」と言われたけど「無理です」としか言いようがなかったとか。本を借りるための手提げがないと本が借りられない学校から、そういう手提げがないから地面に直接本を置いてしましい本からジャリジャリ砂埃が落ちてくる学校まで。本に対する正しい扱いを徹底して欲しいねと言う話になりました。

そして、最近また直径2メートルの穴を拡大しつつあるうちの息子の話。小学2年生の子が憧れて、大きな穴を掘りたがるらしいんですが、砂場はすぐに底についてしまったりで深く掘る場所がないのが悩みだそう。

うちの庭も直径2メートルがドンとあると新たに掘るスペースはないんだけど。早く田口高校に行って好きなだけ穴掘ったり木を切ったりしてください。

そんな息子は今日は合唱コンクールでかなりブルーでした。音楽の授業で感想書いたりすると、先生の返事が『それで』だったとか。他の子は『で』がいたらしいので、三文字だからマシなのか?でもちょっとあり得ないなんて話にも。まあ、中学の音楽の先生たくさんの子見ているし、知ってる先生だけど悪い先生じゃないよなんて話も。

そこから学習日記の話になり、毎日書くことがないから、姉が小学校の頃夕ご飯リポート書いていたと聞いた息子も毎日我が家の夕ご飯リポート書いてる(笑)

弟に夕ご飯リポート教えた姉も日記書けないと言ってお父さんが書いた日記を消して上からなぞっていたこともあったな…なんて。「お父さんの日記も消さずに持ってきたら見てあげる」なんて言ってもらって、しばらく父娘で日記提出していたなんて話したら、みんな爆笑でした。

子どもがまだ幼稚園のお母さんは、大きくなるといろいろあるんですね〜なんて。

いろんな年代、子どもの年齢もさまざまな人が集まって話せるのが新婦人の良いとこだなと思います。

次回おしゃべりママは11月25日10時〜新婦人事務所です。  


Posted by つむたい at 14:36Comments(0)おしゃべりママ 子育て

2021年10月25日

『お弁当作りのコツ』

月曜から雨。目が降ると新聞配達に影響するから困るんだよね。さて、衆議院議員選挙まであと1週間を切りました。ラストスパート!。当日は忙しいから期日前投票行っておこうかな。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆10月30日号

『お弁当作りのコツ』

 自分や家族の健康づくり、節約のため、お弁当を毎日作っている人も多いのでは。無理なく続けるコツを、読者の投稿で紹介します。

 「野菜炒めで彩りよく」 兵庫・加古川市 Kさん
 お弁当のおかずには野菜炒めがよく登場します。前日に冷蔵庫の中を点検して、合いそうな野菜をすべて切っておき、翌日、豚肉と炒めます。とても簡単に野菜炒めが完成。ニンジンやピーマン、パプリカがあると彩りがよく、弁当を開けたとき豪勢に見えます。冷蔵庫の野菜室も片付いて気持ちもすっきり弁当箱の空いた所には、サケの塩焼きやミニトマト、ウィンナー、玉子焼きなど簡単なものをチョッチョッと入れます。

 「毎日の玉子焼きに工夫」 京都・福知山市 Nさん
 毎日、高校生のお弁当を作っています。栄養面、色、ボリュームを考えながら、毎朝のことなので、冷凍庫に保存している作りおきのカップ詰めおかずは必ず一品入れます。ひじきの煮物、ホウレンソウのおひたし、煮豆などです「。

 玉子焼きはほとんど毎日入れますが、ニンジンをすったり、タマネギのみじん切りなどを混ぜ込みます。

 「冷凍ソースでパスタ弁」 東京 Jさん
 休日にミートソースを作っておくと便利です。トマト水煮と一緒に煮るのは、ひき肉、いろいろな種類のキノコ、みじん切りしたタマネギ、ニンジン、セロリ、レンコン、ゴボウ。冷めたら容器の下3分の1の高さまで入れて冷凍。朝、ゆでたペンネやマカロニをソースの上に詰めて、そのままお弁当に。職場の電子レンジで温め、混ぜながら食べます。食べ応えがあり、他のおかずがいりません。

 「自作の冷凍おかずを」 新潟・上越市 Mさん
 休日に自作の冷凍おかず(ひじき煮、切り干し大根など)をストックしておきます。痛みにくいお弁当にするために、梅干しや大葉を使い,汁気のあるものの近くは,かつお節やとろろ昆布を入れます。5色(赤・緑・黄・白・黒)の彩りを心がけていますが、足りないときはキャンデーチーズやかまぼこなどで隙間を埋め、かわいくします。

 「マンネリだから続く」 鳥取・米子市 Oさん
 週に5日、息子の弁当を作っています。毎日の定番は決まっています。塩サケを焼き、冷凍食品を電子レンジでチンします。隙間は野菜炒めか煮物。煮物は前日の夕飯のおかずを多めに作り、残しておく。あとはプチトマト、キュウリを詰めておしまい。鉄工所に勤務する現場労働者の息子は文句も言わずに食べてくれます。

 続けるコツは〝マンネリ”だと思います。すべて手作りがいいとは思いません。弁当作りが苦にならないよう”手抜き”することもコツかと思います。
   


2021年10月18日

『女神、降臨! やる気あり美の「lLGBTですけど⁈」(月1回)』

 さて、衆議院が解散され、いよいよ選挙が始まります。私たちのくらしを守るには誰に投票したらいいのか?よく考えて選挙に行きましょう!

今秋の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆10月23日号

『女神、降臨! やる気あり美の「lLGBTですけど⁈」(月1回)』

 「ゲイのアプリに登録とかしてないよね…?」

―ある日突然、母が言った。当時18歳だった僕はゲイであることを誰にも言えず、悟られない工夫をして生きてきた。だから突然の質問に血の気が引いたが、心当たりはあった。その約1カ月前、ゲイ向けのマッチングアプリを眺めていた時のこと。見知った男性から「〇〇の息子の〇〇君だよね⁉」というメッセージを受信した。なんと幼少期から面識がある、母の知人Aだった。怖くてそのまますぐに受信拒否したが、その判断が母からの質問につながった。

 母によると、僕の顔写真付きプロフィールページをAが携帯で撮影し、あろうことか母の友人たちに「これあの子だよね⁉」と見せびらかしていたのだという。そのことを人づてに聞いて心配したらしい。

 僕はそれらしい言い訳をしてそのまま逃げるように出かけたが、ゲイだとばれたも同然か…?と内心びくびくしていた。しかし、途方にくれたのもつかの間。その日の夜、思わぬ人からアプリでメッセージを受信した。これまた幼少期から面識がある、母の親友の女性からだった。

 内容を要約すると『①ゲイの人以外は登録禁止だけど、連絡手段がなくて仕方なくこのアプリを調べて登録した。しばらくしたら退会するから、読んでね!②お母さんから例の件で相談があった。顔写真を悪用されたのだろうと言いくるめておいた。それで納得した様子だったよ③Aがあなたに近づかないように手を回すけど、念のため写真はしばらく消しておきなさい。④セクシャルマイノリティなんて関係なく、私はあなたが大好きだよ』以上だ。

 
 えっ…カ、カッケ~‼女神なの⁉とトキめいた。誰にも相談できず混乱する中、予想外の救いの手。勇気が湧き、グンと肩の荷が下りた感覚を今でもよく覚えている。僕もあんな大人になりたいものだ。でもその前に、恩返ししなきゃね!  


2021年10月11日

『給料低すぎて、育休が取得できない⁉ 原田仁希のはたらくコラム』

10月なのにまだ暑い…。なんだかおかしな感じです。気候が変だから農作物が値上がりしそうで嫌だななんて。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆10月16日号

『給料低すぎて、育休が取得できない⁉ 原田仁希のはたらくコラム』

 6月に「改正育児・介護休業法」が成立した。この法改正によって、男性の育児休業取得を促進するための枠組みが制度化されたとのことだ。出征直後の時期に柔軟に育児休業を取得できるようになったり、育児休業の申し出機関が1カ月前から2週間前になったり、育児休業を分割して取得できるようになったり、全体としては確かに柔軟な取得が可能になたといえるだろう。青年ユニオンで闘ったパタハラ(男性への育児ハラスメント)裁判が影響したのではないかと密かに思っている。

 また、厚生労働省の調査によれば、男性の2020年度の育児休業取得率ははじめて1割を超え、過去最高の取得率(12%程度)となったようだ。それでも1割なのかと愕然とする。

 青年ユニオンには、男性からの育児休業取得に伴う労働相談が増えている。「育児休業を申し出たが、希望する休業期間を認めてくれない」「育児休業取得中だが、育休明けの不利益な職場異動を命じられている」など。「育児休業がとりづらい。どうやって育休を取得すれば?」と言う相談もあった。男性の育休取得が進むことで、労働問題の発生も増えているわけだ。

 一方で、男性の育休身取得の理由が変わっているようにも感じている。これまでは、女性は子育て、男性は仕事という性別役割分業の価値観の押し付けで男性が育休を取得しづらいと考えられてきた。しかし三菱URJリサーチ&コンサルティングの調査では男性正社員が育休を利用しなかった理由の第2位が「収入を減らしたくなかったから」(22.6%)だという。しかも1位の「会社の育休制度が整備されていない」(23.4%)と大差がない。つまり、性別役割分業という価値観の押し付けから育休を取得しづらいというよりは、給料の7割弱(時期によっては5割)の育児休業給付金では生活の維持が困難だという理由に変化しているようだ。そもそも賃金が低すぎるのに、それよりも少ない給付金では生活できない。同じ理由で、傷病手当金の制度も賃金が低すぎると機能しなくなる、手当てが低すぎると十分に療養したり良い仕事を探したりもできない。低賃金が労働者の福祉制度を骨抜きにしている。

 非正規も増大し、正社員も賃金が低くなっている、実質賃金が減っているのは先進国でも日本だけ。こんな国で満足に子育てできるはずもない。  


2021年10月04日

『 給食を楽しく食べる わくわくドキドキ見つけたい ~コロナ禍の学校で~(月1回)』

さて、怒涛の月末が過ぎていき、まだまだ落ち着かない月始め…とうとう選挙も決まったし、しばらく落ち着かないなあ…。新婦人はは豊橋の小学校給食費の無償化署名に取り組んでいます。ちょっと興味深い記事だったので、ご紹介。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆10月9日号

『わくわくドキドキ見つけたい ~コロナ禍の学校で~ 給食を楽しく食べる』


 コロナ禍で一変した学校う生活。その中でも、子どもの成長、楽しみを大切にして工夫したとりくみが生まれています。現場の先生たちによるリレー連載で紹介します。

 「向き合わない、話さない。.『新しい生活様式』では、これが是とされているが、それは、ホモサピエンスにとっては不自然なこと。『距離感』は心とつながっているからだ」と、名古屋の東山f動植物園の上野吉一さんは語っています。また、食べることにおいて「人間」と「他の動物」との違いのひとつは「周りのことを考えて楽しく食べる」ことなのに、それらをせずに人間らしく育つことができるのでしょうか。

 私は今年も、今まで通り教室を回り、「今は声を出せないので感じたことを手や顔で表してね」と伝えています。ずっと黙って食べている子どもたちは、私の顔を見た途端に満面の笑顔になり、いろいろな方法で気持ちを表してくれます。「食」はコミュニケーションの中でおいしさの幅を広げるのだと、改めて感じます。

 国語の校内研修で「伝えあう力を育てる」というめあてでとりくんでいることもあり、お便りの裏に「おいしさが伝わる言葉」を書く欄を設けました。「この給食を食べていない人が食べたくなるような言葉を考えてね」と感じた言葉を食後に発表し合います。〝ビタミンたっぷり夏そぼろ”の日も、作る様子を伝えたら「ゴーヤが入っているのに、苦くなくておいしかった」「そぼろのゴーヤ、苦手だけど食べられた」など。「おいしいね」「そうだね」の共感がありました。「作ってくれてありがとう」の感謝。「苦手だけど友だちがおいしそうに食べるから食べてみたらおいしかった」の安心感のなかでの『学びの味』。これらは人と人のつながりの中で豊かになっていくのだと思います。

 学校再開後の身体測定で例年に比べ。やせや肥満の児童が増えており、休校になったことで子どもたちの食の充実や心身の健やかな成長・発達が、学校給食で保障されていたことが再確認されました。教育のあり方を見直す機会と思い「一校一名の栄養教諭を配置し子どもたちが人間として発達できる豊かな給食」をともにめざしましょう。
  


2021年09月27日

『生理用品を学校のトイレに 動かない市議会に世論をつくって実現を! 大分支部』

昨日は新婦人豊橋支部のちっちゃなバザーでした。たくさん集めて大々的なことはできないので、事務所で買ったら帰るちっちゃなバザー、いろんな人が入れ替わり来てくれるので楽しいです。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆10月2日号

『生理用品を学校のトイレに 動かない市議会に世論をつくって実現を! 大分支部』

 大分支部では「生理用品を学校のトイレに配備して」と市議会に請願を出し、傍聴席を会員でいっぱいにして、議会に迫る行動をしています。「私たちの声がなかなか届かない市議会なんです」と支部長のMさん(46)。これまで、請願する中で、請願趣旨と違う討論になったり、討論がほとんどなく否決になることがたびたびありました。「2年前には、女子の制服にスラックスの選択肢を求める請願を出したところ『ジェンダーの文言があると審議できないと請願文章の変更を指示され、『男子もスカートをはくのか』と発言する市議もいました」。

 かたくなで、ジェンダー平等、子どもの権利にもうとい議員たちを変えていくのは、やはり市民の世論が重要です。

 まず、保護者世代の会員5人で教育委員会へ要請しました。

 ポイントは、マスコミから取材されること。これまで取材されたことはなく、今回は記者クラブに要請内容と日程を知らせると、地元のテレビ局と新聞紙が参加。特に若い女性ディレクターが熱心に取材してくれました。

 夕方のNHKニュースで放映されることを県本部や支部のグループLINEで知らせると、そこから、友人、知人近所の方にまで「新婦人がニュースで出るよ」の声かけが広がりました。実際の放送では、「新日本婦人の会」と名前も出て、2分近くの要請の様子やインタビューが。放送後「見たよ!」のLINEや電話が次つぎ寄せられました。

 難関は市議会。文教委員会は全員男性です。これまでの対応可からも、すんなり通るはずはありません。

 「市議会議員に〝関心が高い”と印象付けるために、傍聴席(10席)を埋めたい」と支部のLINEで呼びかけると、定員を超える11人が駆けつけ、初参加が4人も。始まってみれば、「貧困・ネグレクトの問題もある。養護教諭の目の届かないところで生理用品が子どもの手にわたっていいのか疑問だ」「トイレに置くのは衛生面で気になる」と、9人の委員中2人のみが発言し、継続審議に…。

 拍手も意見も言えない傍聴席で、Mさんらは心の中でつぶやきました「貧困・ネグレクトを生理用品で把握しなくても。他の方法でできるでしょ」「トイレットペーパーと同じように置いてと請願したのに。その議論をしてほしい」…。

 コロナ禍のもと、生理の貧困が社会的な問題となり、その中で、今まで埋もれていた子どもたちの困りごとが見えてきています。変えようと思えばすぐにでも変えられることです。支部は、議会の様子を伝える傍聴だよりを作成。この状況を広く知らせ、12月議会へ引き続き世論を起こして実現を目指し、国にむけた「秋の行動」署名にもとりくみます。

 
 
  


Posted by つむたい at 21:26Comments(0)

2021年09月20日

『私には見えていないことがある やる気あり美の「LGBTですけど⁈(月1回)』

さて今日は祝日。学校休みの子どもはのんびりだけど私は忙しいんだよね…。今日は臨床心理士さんが話してくれるひだまりカフェがあるから楽しみ。

今秋の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆9月25日号

『私には見えていないことがある やる気あり美の「LGBTですけど⁈(月1回)』

 コロナ禍でそんなこともなくなったけど、以前は夜中に電話があって「〇〇さんと飲んでててさ。LGBTについて聞きたいって言ってるんだけど来ない?」なんて誘いを受けることがあった。こういう時、まずお前が来い、と思うので基本的には行かないのだが、僕にも現金なところがあり、この人は知り合っておきたいなという時は行くこともあった。

 そんな流れで以前会ったある界隈でのスーパースターは、やはり愛嬌が違った。西麻布までタクシーで向かわされた苛立ちも、彼が立ち上がり「わざわざありがとうございます」と迎え入れてくれると、ふっ飛んだような気がした。僕はLGBTQ
が様ざまな調査で5~10%はいると言われていること、そしてその内70%が誰にもカミングアウトしていないことなどを話し、「LGBTQはいないのではなく、見えていないんですよ」と話した。彼はお酒を僕に勧めたりしながらそれらを真剣な顔で聞いた後、うーんと言って両手を頭に乗せ、「でも〇〇界にはいないんだよな~!」と言った。僕も両手を頭に乗せて「いや、いるんですけどね~!」と言った。真剣な顔も、カメラの前で慣れただけなのだろうか。「そうかな~!」「そうですよ~!」「ハハハハハ!」僕はその後長居せず、明日早いのでと言って立ち上がった。彼はタクシー代を渡そうとした。また苛立ちがふっ飛びそうになる自分の単純さに辟易とした。

 暴力というのは誰かに向かって手を上げることだけではなく、自分の視点を、視野を、疑わない人たちの「死角」を無視する姿勢にも含まれている。「自分には理解できない。自分は納得できない」そうやって無視し、時には馬鹿にした人たちが立つ場所には、そこにしかない事情や暗さや寒さがある。「私には見えていないことがある」そう書いたハチマキを心にまいて、まいたまま僕は棺おけに入ろう。そう思いながら家に帰った。

  


2021年09月13日

『シフト制で働く人たちに休業補償を コロナ禍、人間らしく暮らせる政治を』

緊急事態宣言が延び、豊橋母親大会など、さまざまなイベントが中止になりました。言いたくないけどいつまで続くのかな…。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆9月18日号

『シフト制で働く人たちに休業補償を コロナ禍、人間らしく暮らせる政治を』

 新型コロナウィルスの感染拡大で、すでに1年半以上も店舗休業や時短営業が続くなか、シフト制で働く非正規労働者への休業手当不払いなど、どの被害は女性に集中し、生活困窮に追い込まれています。非正規で働く人たちの労働相談にとりくみ、本紙「働くコラム」連載中の首都圏青年ユニオン執行委員長、原田仁希さんに聞きました。

 首都圏青年ユニオンに寄せられる労働相談は、コロナ禍で例年の3~4倍に増え、相談の8割は非正規労働者から。その5~6割が女性です。

 私たちに寄せられた800件(昨年4月から12月)の労働相談のうち440件を分析。相談者の70.1%がパート・アルバイトで、ほとんどがシフト制で働いていました。

 「シフト制」とは、1週間とか、半月、1カ月ごとに、労働者と使用者間で作成される「シフト表」によって、最終的な労働日・労働時間が確定される働き方です。主に、飲食や小売業などで、主婦パートや学生アルバイトが中心です。

 人手不足の時はシフトをたくさん入れて、長時間働かされ、コロナ禍で人員調整したいときは真っ先に切られる。労働基準法の対象にはならず、使用者の意のままにされ、補償なしに休業に追い込まれているのです。この「シフト制労働者」の不安定で無権利の実態の告発と、労働法による救済の限界や行政機関による救済の不十分な点などについて改善を求める政策提言を「シフト制労働黒書」にまとめ、厚労省に要請しました。

 一番多かった相談が、シフトが確定していない機関の「補償なし休業」でした。

 「休業」とは、「労働契約上定められる労働時間・労働日(所定労働時間・所定労働日)」よりも「実際の労働時間・労働日」が少ない場合に発生しますが、事業者都合で休業が発生した場合には、事業主は休業補償をしなければなりません。

 多くのシフト制労働者が休業補償を受け取れなかったのは、企業の多くが「シフト制であるために休業補償義務がない」と主張したためです。

 さらに、正社員との休業補償の格差や制裁としてのシフト削減などの嫌がらせや、シフトを減らされたため、雇用保険などの加入基準から外れ、雇用保険などからの脱退を迫られる事例もあります。シフトカットを恐れ、権利行使をためらう実態もあります。

 基本的にシフトで働いている人たちは低賃金で、社会保障に入っていない人も多く、貯蓄そのものもできない現実があります。1カ月、2カ月のシフト削減ですぐに生活困窮に追い込まれてしまいます。

 労働基準法は、会社都合で労働者を休業させた場合、あらかじめ決めていた労働時間。日数に応じ、休業手当を支払う義務があると定めています。シフト制労働者の場合、労働契約書には、労働時間や労働日は毎月、毎週のシフトで決めるというようなことが書いてあり、法律上の規制対象にはなりません。

 しかし、ある程度の継続性・規則性を持って働いていた実態があるとすれば、契約書上に労働時間の記載がなかったとしても、事実上「労働時間が定められていた」と判断されるため、その労働時間未満に事業主によって労働時間が削減された場合には休業補償が支払われるべきです。

 シフト労働者は、男性の社員(夫や父)に養われていて、その収入は「家計補助」に過ぎないというイデオロギーが背景にあります。

 私たちは、政策提言で、シフトの決まっていない期間でも、労働契約上の所定の労働日・労働時間を特定することは可能であり、労働署等の行政機関の対応は改めるように求めています。また、企業側も少なくとも労基法26条の休業手当の支払い義務を認めるべき、と主張しています。さらに、労基法の改正による明文で最低保障シフトの制度化や休業手当の拡大・底上げなどを要求しています。

 シフト制労働者の問題は、新たな非正規労働者の課題です。間近に迫った総選挙はチャンスです。野党の共同制作には「非正規の処遇改善」が盛り込まれています。非正規労働者を大量に生みだしてきた新自由主義の政治を転換させるときです。  


2021年09月06日

『気軽に野の花 アレジメント』

今週もコロナ禍でしんぶんのページ数が少ない…。ちょっと寂しいけど休刊よりは良いね。早くコロナ落ち着くと良いなあ。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆9月11日号

『気軽に野の花 アレジメント』

 日の入りもだんだん早くなり、夕方には秋の虫の声も聞こえてきました。ちらほらと咲き始めた秋の花を家で愛でてみませんか。静岡・浜松市部すみれ班のKさん(75)に、野の花を飾るコツを聞きました。

 「子どものころから花が好きなんです」と言うKさん。自宅にはコップやグラスに生けた花が、居間だけでなく、玄関や洗面所など10カ所ほどに飾られています。「使っていない食器など、花器はなんでもいいんです。グラスに生ける時は、ビー玉を重しをすると見た目もきれいです」(写真右上)。

 Kさんの植物好きは、支部主催のミニフェスで野の花アレジメント体験の担当を依頼されるほど。普段から庭の花を摘んで人にプレゼントもしています。「みなさんに気軽に花を飾ってほしい」と話します。

 Kさんの自宅の庭と畑は合わせて150坪ほど、隣接した川の土手も管理しています。サルスベリの木、ノウゼンカズラ、シュウカイドウなど数えきれないほどの植物に囲まれています。

 朝、庭の植物に水やりをしにいくついでに、つぼみや咲きかけの花を選びます。散歩しがてら道の野草を摘んだり、近所の家の庭で選定した枝や間引いた花をもらうことも。

 「花屋さんのように切り口を濡れティッシュでくるむと野の花もしおれにくいです。家で花器に挿す前に水揚げがうまくいくように茎を斜めに切ります。もしまだアサガオがたくさん咲き続けているなら、夕方につぼみを摘んで、夜生けておくと、起きた時に家のなかで咲いたアサガオを見ることができますよ。野の花にはタマスダレやキツネノカミソリのように毒性のあるものもあります。花瓶に挿して、小さな子が触らない場所に置きましょう」

 中学2年生の時、大好きだった校長先生から、キクを挿し木で増やす方法を教わりました。「挿し木できれいに花を咲かすキクの強さに驚きました。それからは60年、園芸が趣味になり、キクは毎年咲かせています」とKさん。

 「私自身は、過激すぎて人並みに過ごせない子どもでしたが、これまで生きてこれたのは、生きることの尊さを植物が教えてくれたから。庭にいるのが大好きです。剪定や害虫除去など植物と暮らすのは楽ではありませんが、好きだから楽しく、心の健康になっています」  


2021年08月30日

『コロナ禍、いますぐこれを! 私は言いたい! 声あげ変えよう』

もう8月30日。夏休みの終わりです。そんななかコロナは猛威をふるって…。一斉休校も困るけど、このまま学校始まって大丈夫なの?と心配になります。コロナのワクチン接種の予約もとれないし…。とりあえず明日、要望書もって学校教育課を訪ねようかな。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ9月4日号

『コロナ禍、いますぐこれを! 私は言いたい! 声あげ変えよう』

 新型コロナウィルスのデルタ株が猛威をふるう感染爆発と、広がる医療崩壊。このさなかに、「明かりが見え始めた」と平然と言い放つ菅政権に、国民は「人災だ」と不信を募らせています。「コロナ禍、いますぐこれを! 私は言いたい!」とみんなで菅首相や地元自民党議員らに声を上げて動かし、こんな政治を選挙で大もとから変える時です。

 「二学期始まったらあっという間に学校でクラスターが発生するのでは。その際、医療が受けられない状況になっているのではないか。感染、発症が学校を介してひろがることが恐怖です」

 新婦人東京半部がオンラインで呼び掛けた「9月からの学校について」のアンケート(8月20日~25日)に、保護者ら185人の声が寄せられました。「会員同士でも、新学期どうなるの?対策は?と話題です」と言うのは都本部副会長のOさん(44)。都内の多くの学校は夏休み明けも通常通りの予定です。「私の子どもが通う学校からも『通常通り』の連絡があり、愕然としました」。一方で学童保育は利用自粛のお願いといいます
。国や都の無策のしわ寄せが、子どもや保護者、先生たちにきています。寄せられた声をもとに都本部は、と教育委員会に迫る予定です。

 新婦人中央本部は8月25日、文科、厚労省に、子どもたちの命と健康、学びと発達の保障を求め5項目を要請しました。

希望者すべてに無償のPCR検査/希望者へのオンライン授業を認め、登校しなくても「欠席扱い」にしないこと/休園、休校で保護者が仕事を休んだ場合の休業補償/教室の「密」の回避/教育予算の拡充

 実際に、保育者のクラスター発生を経験した会員が「PCR検査を受けるまでに5日もかかった」と実態を紹介。陽性者が出ても検査を受けられない子どももいて、不安が広がります。「東京五輪・パラリンピックでは、選手などは毎日検査が受けられた。その資源や経験を教育現場でもいかせないのか」と迫ると、文(陽性が出た場合)学校でリスト化して検査に回す方法など、8月中に示したい」、厚労省の担当は「行政検査を(民間に)委託しているところもある。国として適切な処置をとりたい」と答えました。

 感染不安が理由の欠席について文科省は、「デルタ株のまん延でリスクが高いと判断する人が増えると思う。学習補償が必要で、ICT教育(情報通信技術を活用)を含めて子どもたちに必要な支援ができるようにしていきたい」と回答。

 休園や休校等で保護者が仕事を休まざるを得ない場合の休業補償について、今年の3月で打ち切られた個人申請可能な小学校休校等対応助成金。この助成金の復活を厚労省に求めると、「現在、保護者からの問い合わせが急増している。現状の支援の要件が、デルタ株の流行の実態に合わないのでは、との声も上がっている。実態を重く受け止め、対応を考えたい」と回答しました。懇談には日本共産党の畑野君枝衆議院議員、吉良よし子参議員議員が同席しました。  


2021年08月23日

『2人セットの関係性 やる気あり美の「LGBTですけど⁈(月1回)』

雨が降ったりやんだりで、安心して洗濯物を外に干せません。カンカン照りの猛暑も嫌だけど、はっきりしない天気も嫌だなあ。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆8月28日号

『2人セットの関係性 やる気あり美の「LGBTですけど⁈(月1回)』

 この街に住んで3年が経った。私たちの行きつけは、交霊の母と50になる息子が営む駅前の八百屋だ。毎回バナナしか買わないが、今年もコロナで地元の祭りがなくなったとかの世間話や、朝の品出し中に前を通ると「いってらっしゃーい」と手を振ってくれる。

 今の住まいが私たちにとって最高なのは、駅近!相場より安い!窓から富士山が少し見える!だけではなく、近所の方がたと顔見知りの関係性を築けていることが大きい。敷地内に住む大家さんや、隣のご夫婦とも会うたびに話をするし、野菜や果物をおすそ分けをしたこともある。立ち食い蕎麦屋のおばちゃんは、あんたら若いからと、いつもおにぎりや天ぷらををおまけしてくれる(客層がご年配の方がたばかりなので、私たちはやたら目立つ)。

 2人セットで顔を覚えてもらうのは、地域に迎え入れてもらった証のようだ。だけど実際のところみんな、私たちのことを〝何”だと思っているのだろう。バナナをかかえた帰り道、私は「八百屋の親子さ、うちらのこと何て呼んでると思う?」と話しかけた。絶対あだ名付けてるよね、と笑いあって、パートナーは「どうだろうね、ま、バナナ姉妹ってところかな」と答えた。姉妹、か。

 勘の良い大家さんは、カップルとわかっていて、あえて口に出さないのかもと思う。私たちの方からも「カップルなんです」と伝えてはいない。それでも彼女はやさしい。私は、そのやさしさは〝何”へのやさしさなのだろうと思う日がある。

 盛大な祝福が欲しいわけじゃない。けれど、些細な祝福が日々を鮮やかにしてくれることも知っている。「ご結婚されているの?」「そうです」「お似合いね」「ありがとうございます」そんなやりとりに本当のところ私は憧れていたのだった。この小骨のような悲しみが喉にひっかからないよう、いつも私はバナナを食べている。のかもしれない。
  


2021年08月16日

『寝ぐずるする4カ月の娘 子育てQ&A(月1回)』

のんびり過ごしたお盆休み終了。休みボケした頭には常任委員会のある月曜スタートはなかなか厳しい。今日からまた忙しいぞ~

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆8月21日号

『寝ぐずるする4カ月の娘 子育てQ&A(月1回)』

Q 生後4か月の娘は最近寝ぐずりします。朝まで寝ることもあるのですが、昨夜は2時間おきに起き日中も眠りは細切れ。合計9時間弱しか寝ず、私も寝不足です(R)

A 最近の日本の夏は夜も蒸し暑いですね。祖父母世代は「昔は扇風機で十分だった」と言うかもしれませんが、今はエアコンが必須。赤ちゃんは体温が高く汗っかきなので、温度と湿度をエアコンでしっかりコントロールしましょう。

 生後4カ月は、まだ睡眠パターンが一定ではありません。1~2カ月の頃はまとまって寝たのに、半年を過ぎたら寝なくなったなど、新進の成長とともに睡眠パターンも変わることがあります。理由は歯の生える時期や成長痛などさまざまですが、一時的なものです。「うちは夜まとまって10時間寝る」など、よその赤ちゃんの話を聞くと心穏やかではないですが、必ず成長とともに睡眠パターンは確立されますから、「眠らない」ことを「成長の妨げになる」と即断しないでくださいね。赤ちゃんの睡眠に関する、ねんトレ(ねんねトレーニング)本も最近多いので参考にしてみましょう。

 赤ちゃんが夜起きて困るときは、学生時代に仲間と夜ふかしして語らったこと思い出して、旧友が久しぶりにやってきたと妄想しましょう。「いいよ、つきあうよ。ガールズトークしよう」と赤ちゃんとの夜の時間を楽しむくらいの気持ちでいると楽ですよ。

 大人が寝不足で困る際は、行政に頼りましょう。産後ケアでデイケアやショートステイを取り入れているところが増えています。日中あるいは一晩中、助産師や看護師などプロに赤ちゃんを預かってもらい、安心して眠って英気を養いましょう。  


2021年08月02日

『沖縄遺族の手記 土砂に混ざる遺骨は誰のもの』

さあ、いつのまにか8月。夏だけじゃないのですが、やはり夏になるとヒロシマ・ナガサキの原爆の日、終戦の日…と平和のことを考える機会が多くなりますね。豊橋支部では平和の絵本の読み聞かせを考えている班があります。語り継いでいきたいですね。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆8月7日号

『沖縄遺族の手記 土砂に混ざる遺骨は誰のもの』

 日本政府は、名護市辺野古の新基地建設の埋め立て工事に、アジア太平洋戦争末期の沖縄戦で激戦地となった本島南部の土砂使用を強行しています。沖縄戦の遺族で、祖父の遺骨を探し続ける木村幸子さん(仮名・神奈川県)の手記を紹介します。

 沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松さんが何か声を上げている!あり得ない内容に驚きました。それからは自分も祖父と「海に溺れるのか」と息が苦しくなったり、ガマ(沖縄戦で非難に使われた洞窟)にいる夢で目が覚めたりします。

 曽祖父は祖父の最期の地を「南部」と書き残してくれました。戦後、親族を連れ大勢で沖縄を訪れたそうです。死ぬために生まれたのではない。曽祖父母の思いを知り、彼(祖父)の身に何が起きたのか、軍歴~入営から戦死まで~を調べ、関わった地を訪れ、沖縄の住民の皆さんが残してくださった手記を拝読したり、2年半の準備を終え、沖縄へ行きました。

 沖縄本島南部は、第二次世界大戦の終結地です。米軍の無差別攻撃と、日本軍の誤った決断により、兵隊の何倍も多くの住民が犠牲となりました。

 具志堅さんは、遺骨土使用の断念を求める記者会見で「国が各家庭から父親や息子を招集し、戦地沖縄へ送って戦死させ、その遺骨を還していない。今度は埋め立てに使おうとは、国民、遺族、戦没者に対する裏切りだ」と訴えました。

 明治生まれの巣祖母は、成人まで育て上げた大事な一人息子を戦争に差し出さなければばらなかった上、愛息が見知らぬ地でどう果てたのか不明のまま、生涯苦悩を胸に秘め生き抜きました。

 沖縄の戦没者遺骨収集はガマフヤー始め、ボランティアに支えられてきましたが、鑑定で故郷に帰れる時代になりました。遺族の悲願はテクノロジーによって救済されてゆくでしょう。

 国はもう戦没者に甘えないでほしい。祖父は土砂になるために死んだのではありません。戦没者の尊厳に配慮し、戦没地沖縄の情報メディアが等しく本土に入るよう切望します。知らなければ何でもやって良いように映ります。

 今の軍事合同訓練(台湾有事想定等)は当時の軍の暴走と重なります。

 「尊厳」とは、人間が生まれながらにして備えられた不可侵の権利。

 これは遠い場所の話でも、昔の話でもなく、今を生きる私たち自身の生活につながっている話です。沖縄本土隔てなくお伝えしてゆければと思います。

全国の地方議会から意見書を
 沖縄県議会、県内市町村議会は次々と遺骨を含む土砂を埋め立てに使用しないよう求める意見書を可決。奈良県議会、金沢市議会、小金井市議会などでも可決が広がっている。沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」は7月20日、全国1743の都道府県議会と市町村議会に要請文を送付。全国から国へ声を上げることを呼びかけた。  


2021年07月29日

おしゃべりママ7月報告

今日はおしゃべりママでした。
バザー品の残りが事務所にあるので、それをさばくりながら、自然とPTAのお仕事の話。去年はコロナでほぼ全滅だった、バザーなどのPTA行事も「体験してノウハウを受け継ぐ人がいなくなるから…」と復活の兆しがあるとか。

まあ、PTAのバザーの経験が新婦人バザーの値付けなんかで役に立っているけどね。

今日は夏休みなので、卒リズムして幼稚園に通いだした子も来てくれて、泣き出すと止まらなくてずっと泣いているから心配になるとか。幼稚園の先生に聞くと幼稚園ではしっかり話が聞けて頑張っているようだから、幼稚園で頑張っているから家ででちゃうのかな〜なんて。

うちの息子が幼稚園の頃はリトルボムと呼ぶほど癇癪がひどくて、一度パニックおこすと1時間くらいはギャン泣きしてたからなぁ。どうにもならないから、いつまで続くかタイム測ってみたりして。

まあ、小学校上がるくらいにはだんだん落ち着いてくるんじゃない?なんて話に。

それにしても暑いよね…と話して日中ウォーキングすると危険だから、夜歩くようにしてるって話に。そう話してくれた久しぶりに参加してくれた人はなんかスッキリ痩せてきたけど、私は毎日1万歩以上歩いてるのに痩せないなぁ…。なぜだ?

ひだまりカフェでやった心理テストをやってみたり(結果が面白いので会う人にやってみてる)などして、12時近くになり、一人帰ったところで、しんぶんタイムとるんだった〜と読み出す。新婦人しんぶんは平和の絵本特集。今度8月9日のお楽しみ小組で平和の絵本の読み聞かせをするので、何にしようかな?なんて。

オススメの平和絵本があったら教えてください。

次回おしゃべりママは8月26日(木)10時〜 新婦人事務所です。  


Posted by つむたい at 14:53Comments(0)おしゃべりママ 子育て