2021年07月26日

『テレビ 次世代につなぐ 戦争と平和特集』

昨日は、ひだまりカフェで『アンガーマネジメント2』を学んだ。自分の怒りのツボがわかる心理テストが面白くて、事務所に遊びにきた若い世代の人にやってみて盛り上がった。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆7月31日号

『テレビ 次世代につなぐ 戦争と平和特集』

 今夏、76回目の終戦の日を迎えます。戦争と平和をテーマにした番組を紹介します。

終戦ドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」〈NHK総合8月13日(金)午後10時~〉
 1945年5月。西部帝国大学医学部・助教授の鳥居太一(妻夫木聡)は、米兵捕虜の手術を手伝うが、それは人体実験だった。戦犯裁判で死刑判決を受けた鳥居は、凶行を止められなかった自分と向き合うことになる。一方、妻・房子(蒼井優)は、裁判の中でゆがめられた真実を明らかにし、事件の首謀者にされた夫を死刑から救おうと奔走する。原案・熊野以素 脚本・古川健 演出・田中正

ドラマ×マンガ「特攻兵の幸福食堂」〈NHKBSプレ8月11日(水)午後9時54分~〉
 35歳になるマンガ家の魚沼陽太(浜田岳)は、連載を打ち切られ困惑の日々を送っていた。そんな中、居酒屋で88歳の女将、嶋田栄子(草笛光子)から太平洋戦争中、家族が鹿児島県知覧で若い特攻隊員たちに食事を振る舞う食堂を切り盛りしていた話を聞く。「ぜひマンガにしたい!」と栄子に協力を頼み、特攻隊の生き残りである井田保(吉澤健)を訪ねるが、追い返されてしまう…。原案・漫画提供・魚乃目三太 脚本・政池洋佑

NHKスペシャル「消えない傷痕~原爆初動調査の全貌~(仮)」〈総合 8月9日(月)午後10時~〉
 76年前の終戦直後。原爆が投下された広島と長崎では、アメリカを中心とした連合国による大規模な調査が行われた。原爆による放射線の影響など新たな事実が明らかになっている。爆心地から3キロ以上離れた地点で自然界の百倍以上の放射線が計測されたが、アメリカ軍は「人体への影響は無視できる」と報告書に記載。なぜ、そうしたことが起きたのか?埋もれていた報告書や証言を発掘。

「銃後の女たち~戦争にのめり込んだ〝普通の人々”~(仮)」〈総合 8月14日(土)午後9時~〉
 戦時中、かっぽう着で近所を監視して回った「国防婦人会(国婦)」について、資料や証言が次つぎと見つかっている。国婦への参加は女性にとって「社会進出」の機会だったが、やがて1000万人の巨大組織に拡大し、戦争激化とともに国策にからめ取られていく。〝銃後”の女性たちの「戦争」を伝える。

特集番組 TBS「戦後76年プロジェクト つなぐ、つながる」〈8月9日~15日〉
 TBSは、戦争体験者の「孫世代」に焦点をあて、8月9日~15日の1週間、「戦後76年プロジェクト つなぐ、つながる」と題し、二度と戦争を起こすことなく、未知の平和にどう「つなげて」いくか、報道番組で連日放送。15日の特別番組では、詩人の谷川俊太郎さんとイラストレーターNoritakeさんによる絵本「へいわとせんそう」(ブロンズ新社)からも着想を得て、いまに「つながる」戦場からのメッセージを伝える。テーマ曲は坂本龍一さんの「戦場のメリークリスマス」の最新バージョン。
【参加番組】8月9日~「JNN NEWS」「Nスタ」「NEWS23」/8月14日「報道特集」/8月15日「サンデーモーニング」「Nスタ(日曜版)」/8月15日午後3時30分~特別番組「戦後76年『つなぐ、つながる』SPへいわとせんそう~戦場からのメッセージ~」  


2021年07月19日

『母へのカミングアウト やる気あり美の「LGBTですけど⁈」(月1回)』

昨日は新婦人事務所でのちっちゃなバザーでした。小さな事務所で買ったら入れ替わる感じで初めて行いましたが、楽しかったです。小学校などのバザーも最近はコロナでなかったりするので、買いに来てくれる人も嬉しそうでした。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆7月24日号

『母へのカミングアウト やる気あり美の「LGBTですけど⁈」(月1回)』

 皆さんはカミングアウトした、された経験はあるだろうか。僕が、ゲイであることを初めて伝えた相手は、母である。

 8年前、実家で母と、障がいを持った方のドキュメンタリー番組を見ていた。生々しい差別fの例が取り上げられ、当時ゲイであることを自覚しつつあった僕は、自分の境遇と重ねてしまい、心中穏やかでなかった。

 その時母が、「かわいそう」と呟いた。・後で聞くと、当事者の生きづらさを慮って出た言葉だったらしいが、味方だと思っていた母の言葉に、僕は見放されたような気がして、「自分は男が好きだ。それもかわいそうなのか?」と詰め寄った。母は驚いたが、「あなたがゲイであることは、一緒に暮らしていたら、想像がつく。でもあなたの口から聞くまでは、想像の域を出なかった。傷つけてしまってごめん。でもあなたが誰を好きでも、大切な息子であることに変わりはないからね」と、思いやってくれた。

 最近母と当時の話になり、僕の告白をどんな気持ちで受け止めたのか気になって聞いたみた。極端な話の例だが、カミングアウトによって絶縁される家庭も少なくない。母は、「私は若い頃、コンプレックスの塊だった。身長は低いし、食べるのも遅い、2歳下の妹の方が初潮が早かった。そんなことでも私にとっては『努力ではどうしようもない』ことで、苦しかった。時間をかけて、自分の意思で変えられないことも、自分の一部だと受け入れてきた。だから、あなたはこれまでどんなに辛かっただろうと想像した。私が一番に受け入れてあげたいと思った」と語ってくれた。嬉しかった。母の大きな経験が、僕を支えてくれて、守ってくれているような気がした。

 日本ではまだ、カミングアウトはハードルが高い。セクシュアリティに限らず、相手の告白を自分事として真剣に受け入れる人が一人でも増えることを、切に願う。  


2021年07月12日

『赤ちゃんの暑さ対策は? 子育てQ&A (月1回)』

いつからか雨は降るときには怖いくらい降るmおのとなり、気が抜けなくった~。珍しく会議がなかったので、いつも火曜日に配っている1時間くらいのウォーキングコースに新婦人しんぶん配ってきたんだけど、雷のバックミュージックが聞こえ、いつ振り出すかビクビクでした~。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆7月17日号

『赤ちゃんの暑さ対策は? 子育てQ&A (月1回)』

Q 5月に女児を出産しました。最近の夏は35度を超えることもあり、体調を崩さないか心配です。赤ちゃんの暑さ対策を教えてください。

A 赤ちゃんは体温調節機能が未熟なので,外気温が高いと一緒に体温が上がり、熱があるように感じられたりします。でも汗をかかないように室温調節をするのは行き過ぎ。赤ちゃんははじめての夏に汗腺が発達し、汗をかくことで体温調節が行える体をつくるので、クーラーの温度は外気マイナス5度を目安に、猛暑日も28度くらいで冷やしすぎないようにしてください。サーキュレーター併用や夜間はタイマー停止する。窓を開けられる環境なら外気を取り入れる工夫を。

 外出時、外で汗をかいたままクーラーの効いた建物に入ると、濡れた衣服の気化熱で急激に体温が下がり夏風邪の原因になります。そんな時は薄いガーゼのおくるみやタオルで包んであげましょう。

 車では、駐車中に車内が高温になってチャイルドシートが異常に熱くなり、金属部分は肌に触れるとやけどするほどです。日が当たる場所に駐車するときは、チャイルドシートにアルミの遮熱シートをかぶせましょう。抱っこひものときは、遮熱効果の高い日傘をさすと良いですよ。ベビーカーはアスファルトの照り返しで、大人より赤ちゃんのほうが暑くなるので炎天下の外出は気をつけて。

 水分補給も大事です。こまめに母乳や白湯を飲ませてあげましょう。イオン飲料は下痢や発熱の時以外は不要です。熱帯夜で風がない日が続くと、大人でも寝苦しくて夏バテします。クーラーを上手に使いながら、初めての夏を乗り切って下さいね。  


2021年07月05日

『成長曲線から見る変化 子どもの足が縮んでいる⁉』

なんかすごい雨でした。とりあえずまわりに被害はなかったけど、熱海のニュースにびっくり…。自然災害本当に怖いですね。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆7月10日号

『成長曲線から見る変化 子どもの足が縮んでいる⁉』
女子栄養大学客員教授 小林正子さん

 「今どきの子はみんなスタイルが良くていいな、足が長くて…」と思っていませんか?
 いえいえ、実は親世代よりも縮んでいるのです。子どもたちの体型や、健康にどんな変化・問題が起きているのか。子どもの足はもっと伸びる!』の著者、小林正子さん(女子栄養大学客員教授)に聞きました。

 日本の子どもの平均身長は,17歳の全国平均値で見ると、最も高かった時代より3ミリ縮んでいます。さらにその中身を見ると座高は伸びているのに、足が縮んでいるのです。17歳の足の長さは、最も長かった1995~98年頃よりも平均で1センチ短くなっています(学校保健統計調査報告書)。「身長に占める足の割合」1998年頃から減少していて、親の世代より〝胴長短足”が進んでいるのです。

 しかも、小学校低学年では親の世代(30年前)と比べると過去最高に足が長くなっているのに、男女とも中学生になると突然、短くなっていきます。

 この現象は進行形であるにもかかわらず、2015年度を最後に、学校の身体計測項目から座高が削除されてしまいました。子どもたちが大きく変化している現代において、この先どうなっていくのか、データがないから追跡できないという状況でよいのでしょうか。

 子どもの身長の伸びは、足が伸び、やがて座高が伸び、最後にまた足が伸びるという三段階で促進されることが確認できています。近年の足の長さの伸び悩みは全国的に見られており、それは思春期後半で足の伸びが昔に比べて減少していることが原因と言えるのです。

 子どもを取り巻く環境は、自然的・人工的な影響を受けて変化しています。子どもたちの生活に深く入り込んでいる電子機器、とりわけスマートフォンの登場が子どもの発育にまで悪影響を及ぼしていることが、集団データからも個人データからも確認できます。

 スマートフォンに含まれるブルーライトは、波長が380~500ナノメートルの青い光のことです。可視光線のうち最も紫外線に近い領域の光で、波長が短くエネルギーが高いものです。特に近距離で使用するスマートフォンでは、目の疲れや精神的疲労の原因となります。エネルギーが強いため夜間や就寝前の使用で体内時計のリズムを乱し、脳を興奮状態にさせて深い睡眠を妨げます。そのため深い睡眠で得られる成長ホルモンをはじめ重要なホルモンの分泌が減少し、発育や健康に悪影響が生じるのです。

 小学生後半から中学性にかけて、ちょうどスマートフォンを自由に使い始める時期が足の伸びる大切な時期と重なって、足の発育が阻害されることになります。思春期後半に足の伸びを促進するような生活をすれば、日本人の身長は、まだ伸びる可能性があると考えられます。

 スマートフォンを長時間使用しない、特に夜間の使用をでいるだけ控えることです。よく「寝る子は育つ」といわれますが、それは事実なのです。

 基本は睡眠、運動、栄養のバランス、早寝早起きなどの生活習慣を守り、体のリズムを崩さないようにすることです。日々の積み重ねの結果が子どもの健康やスタイルに表れてきます。「夜にスマホを使っていると足が伸びなくなるよ!」と、科学的にお子さんに説明し、話し合いましょう。気づいたら成長期が終わっていたということにならないよう、できることから取りかかってみませんか。  


2021年06月28日

『障害児の親は働けないの⁉ 「親」であること「私」であること』

昨日はひだまりカフェで心理士さんをかこんでアンガーマネジメント講座。良いお話でした。子どもの発達の悩み、不登校の悩みなどを会員の心理士さんに相談できる講座を開いて4回目。とても楽しいです。障害児の親としてちょっと気になる今週の新婦人しんぶん…。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆7月3日号

『障害児の親は働けないの⁉ 「親」であること「私」であること』

 「毎日の送迎、通院などで仕事がままならない」—。障害を持つ子どもを育てながら働く親から悩みが寄せられています。障害がある人もその家族もどうしたらその人らしく、自己実現できる社会になるのか。当事者の声を紹介します。

 〈子も親も 夢かなえられる社会に〉
生涯を持つ子どもを育てる鈴木加奈さん(仮名30代)

 小春(仮名)は小学5年生ですが、肢体不自由の障害があり、住んでいる自治体には通える学校がありません。すぐ近くの小学校には、スロープやエレベーターの設置がなく、電動車いすを使う小春にとってバリアフリーではありません。そのため、スクールバスで片道1時間かけて隣の市にある特別支援学校に通っています。

 バスにはトイレがなく、看護師の配置もないので、ちょっとした腹痛があると乗車できません。さらに体調不良でバスを止めてしまった場合は、保護者が謝罪文を書かせられるのです。

 私は障害児の自立を支援する生活指導員として正規で働いています。子どもの月2回以上の通院、半年に一度の入院治療、リハビリのため県外の病院に定期的に3週間入院するなど、そのたびに仕事を休む必要があります。

 今まで何とかやってこれたのは近所に両親がいるから。小春が体調不良の時に預かってもらったり、通院への付き添いなど、両親のサポートなしには生活が成り立ちません。

 放課後はデイサービスを利用しており、私の帰宅時間に合わせて自宅前まで送迎してくれる。とても助かっていますが、そもそも肢体不自由の子が通える学童保育は少ないです。

 この仕事を続けていてよかったことは、子どもに対してすぐに手助けせず、見守ることの必要性がわかったことです。朝の支度の時についつい私が手を出していましたが、今は準備や動作がゆっくりでも待ってあげます。

 親は先にいなくなるので、将来を考えて自立できるようになってほしい。そして困ったときには誰かに「助けて」と発信できる力をつけるのも大切だと感じるようになりました。

 小春には「車いすダンスをやってみたい」「英語を勉強したい」という夢があります。同じ年頃の子は、将来の夢を聞かれるのに、障害のある子は小学生のうちから就労施設の見学をさせられ、将来が決められてしまっているように感じます。障害を取り巻く壁がなくなり、障害があっても夢をかなえられる社会を望みます。

 学校でも毎年PTAで「近所に特別支援学校を作ってほしい」と県に要請していますが、進展はありません。保護者の中には「言っても無駄…」と諦めてしまう人もいます。それでも、声が途切れないように上げ続けていきます。  


2021年06月24日

おしゃべりママ6月報告

今日はおしゃべりママでした。幼稚園バスが遅れたから遅刻しますの連絡に、4月から幼稚園に入園した子は大丈夫?なんて話に。お母さんが拍子抜けするぐらい幼稚園大好きで、ぜんぜん困ってないそうです。

少し前の新婦人しんぶんに載っていて、こんど太陽班でも作ってみようか?と話が出ている布ナプキンの話。最近、生理の貧困などなにかと話題になる生理の話に盛り上がりました。話の種にと月経カップを買ってみたと実物を見せてもらい、これで溢れてこないのかな?布ナプキン洗った水を植物にまくと肥料になるらしいと言われ、え〜っと驚いたり。まあ、牛ふんや鶏ふんは立派な肥料だから人間の経血だってねぇ…となりました。

生理の貧困の話から、幼稚園や学校の援助金の話になり、書類書きの複雑さや、いつも書き間違えるから発達障害かも…なんて話にもなり、だいたい税金取るときにはすごく簡単なのに、もらおうと思うと、この1万ちょっとのために、なんでここまで!って言いたくなるほど複雑なんだよね〜なんて話に。

そこからなぜか、オーストラリアの話になり、グレート・バリア・リーフに新婚旅行に行って、メガネを落としてきた!なんて言ったら、私はスマホを落としてきた!なんて話に。新婚旅行いろいろあるよね。

南ジャス、西駅、駅など豊橋の方言やちょっとした言い回しの話にもなりました。豊橋の人って市電の駅は駅としてカウントしてない人が多い気がする。駅はあくまで豊橋駅。昔は商工会議所や柳生橋の辺りまで市電が走っていた。多米の環状線に市電を通す計画があったなんて話もでました。

次回おしゃべりママは7月29日(木)10時〜 新婦人事務所です。


  


Posted by つむたい at 22:03Comments(0)おしゃべりママ 子育て

2021年06月21日

『私たちはしあわせ。なのに やる気あり美の「LGBTですけど⁈」(月1回)』

 先週は午後、なんの会議も入ってなかったから、すごく楽で今週のばっちり常任委員会がちょっとブルー…。会議大事なんだけどね。月曜忙しいんだよね。がんばるしかないね。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆6月26日号

『私たちはしあわせ。なのに やる気あり美の「LGBTですけど⁈」(月1回)』

 休日の朝の私たちは、目覚め手から30分ぐらいゴロゴロして、おなかが空いたら起きる。午前中ゆったり過ごして、1週間分の食糧を一緒に買いに行き、映画を見て、将来飼いたい犬の犬種を検索してたら1日が終わる。

 ひとり暮らしをしていた時は、意味もなく毎日夜更かしして、休日は夕方まで寝てダラダラしていた。そんな私が2人の時間をできるだけ長く過ごしたくて、早起きするようになった。

 この間なんて、休日朝7時に起きて、オリーブの植え替えをしたのだ。快挙だ。風呂上がりに一緒にアイスを食べる時間が大好きで、いち早くお風呂に入ろうとすることが、良い生活リズムを作っている。太るけど気にしない。なんてことない日常をこんなにも大切に思えることに、自分でも驚いている。

 私が家事をしていると、小さなことでもいつも「ありがとう」と言ってくれる。そして何よりよく笑う。普段わりと小声なのに、たまにびっくりするぐらいの音量で笑う。音がデカすぎてちょっと引く時もある。ずっと一緒にいたいと伝えると、「私も」と言ってくれた。これからは未来のことを2人で考えていきたい。

 大学生の時、自分がレズビアンであることを自覚して、今では「セクシュアリティは私の要素のひとつ」ぐらいに思うようになった。友人や同僚にはカミングアウトしているので困ることも特になく、私の生活は異性愛者の人と何ら変わらない気がする。

 でも、パートナーと未来のことを考えようとした時はじめて、〝結婚できない”という事実に直面した。私がレズビアンだからできないのだ。ただのひとつの要素なのに。

 私は将来、好きな人と結婚してモフモフの犬を飼う。そのためにできることをひとつずつ、やっていきたい。まずは地元の国会議員に、困っていますと手紙を書いてみることにする。近い将来、必ずモフモフしてみせる。  


2021年06月14日

『「娘の子育てが心配 子育てQ&A(月1回)』

事務所のパソコンの通信がおかしくていろいろ調べているのだが、どうもオンライン会議などが増えたせいで上限越えた?今や通信機器は必須だから早く回復してほしいな。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆6月19日号

『「娘の子育てが心配 子育てQ&A(月1回)』

Q コロナ禍で娘が出産、子育てが心配ですが、手伝いに行けません。余計なことを言わずに見守るにはどうしたらよいでしょう。

A コロナ禍に限らず、今の子育てと30~40年前の子育ての常識には大きな世代間ギャップがあります。

 例えば、0歳の予防接種が雨後のたけのこのごとく増えたこと、フリーズドライやレトルト離乳食の品質が格段に良くなったため上手に利用していいこと、虫歯対策のために親とスプーンを共有するのが禁止であること、沐浴の後にはとにかく保湿をたっぷりするスキンケアがスタンダードなことなど、圧倒的に情報量が違います。

 昔は育児情報の入手先は里帰り先の親や女きょうだいでしたが、今はインターネットやSNS、遠方でもつながっている親しい友人たちです。自分の欲しい情報をピンポイントで得ながら、今のママたちは育児をしています。』ネット情報は玉石混合で注意が必要ですが、多くの情報に触れることで取捨選択する目が養われていきます。

 自分が子育てしていたころの古い情報を持ち出すことで、娘さんとの間に溝ができないよう、「孫育て」のワードで検索してみましょう。優れた孫育ての書籍もたくさん出ていますよ。

 娘さんたちと「孫育てライングループ」や「FBグループ」などを作って、日々お孫さんの成長を知り、娘さん家族とのコミュニケーションが円滑になれば、どういう付き合い方が双方にとって一番快適化、おのずと決まってくるでしょう。また娘さんに頼られすぎて辛くなるようなことがないよう、自分の時間も大切になさってください。  


2021年06月07日

『生理用品のトイレ常備をあたりまえに』

5月末にがんばって500部にしんぶん部数を増やしたのに、なぜか来たしんぶんの数が足りず、ちょっと困った事態になりました。すぐに手配して送ってもらえるようになったけどね。1面の生理用品をトイレットペーパーのようにトイレ常備…。今まで考えたことがなかったので目から鱗でした。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆6月12日号

『生理用品のトイレ常備をあたりまえに』

 コロナ禍のなか、経済的事情で生理用品が購入できない「生理の貧困」が世界各国で社会問題となり、日本でも「生理用品の無料配布を」の運動が急速にひろがっています。

 「生理用品が1パック300円くらいでも、食費を切り詰め節約しているので、生理用品をがまんして、子どもの食べ物やおやつにまわしたい」―新婦人大阪・中央支部が参加した食料・物資支援で寄せられた声です。

 NHKテレビが「学生の5人に1人が生理用品入手に苦労」(#みんなの生理」調査)と報じたのは3月4日。

 衝撃がひろがり、以来3カ月、自治体や国に対策を迫る声が一気に高まりました。内閣府が世界月経衛生デーの5月28日に発表した、初の調査では、生理用品配布にとりくんでいるのは39都道府県の255自治体(5月19日時点)。根深くあった「生理タブー」を打ち破る動きです。

 新婦人は各地で、女性向けの物資支援「ほっとスペース」や共同の支援活動で生理用品を提供するとともに、生理用品無料配布公的対策を求めて行動。3月4日を皮切りに国に繰り返し要請、班や支部、都道府県本部から自治体に要請し、その数は213自治体にのぼります(6月4日現在)。政府の調査結果をつくり出した草の根の女性たちの動きです。

 当初、政府は3月に打ち出したコロナ禍の女性支援で、初めて「女性用品」の名で生理用品提供を補正予算に盛り込んだものの、「これは女性活躍のためで、学校は支援対象ではない」と明言し、びっくり(3月25日、新婦人の政府交渉で)。

 新婦人はいっせいに自治体に「学校配布を」と要請し、生理用品を段ボール箱で届けて寄付するなど、促進。また、「保健室に取りに行くのではなく、トイレ個室に設置を」生理で委縮する子をなくし、性教育とジェンダー教育をどの子にも」「貧困対策にとどめず、トイレットペーパーのように生理用品が当たり前にある社会に」と求めています。

 こうしたなか、政府は4月、「生徒、学生への支援」や「手にとりやすい場所」「保健室のほかにも」など学校トイレ配備も含む通知を出し、初めて政府が調査し、学校配布が95自治体、学校トイレ設置が13自治体となっています。

 6月1日、政府の男女共同参画会議は、女性活躍重点方針案に「『生理の貧困』への支援」を掲げ、「学校、ハローワーク、福祉事務所等における生理用品の提供」を明記。現在、生理用品を配布した自治体の調達元は、防災備蓄品が65%、臨時的な措置にとどまっています。自治体が独自によさン措置したのは19%。政府こそ、今回の一時的な補正予算にとどめず、必要な予算措置をとって推進すべきです。

 自治体への要請をさらに広げるとともに、「生理用品はぜいたく品ではなく必需品」(ニュージーランド)「必要とする全ての人に生理用品を無料で提供」(英スコットランド)という政府をつくりましょう。  


2021年05月24日

『小さな抵抗 やる気あり美の「LGBTですけど⁈ (月1回)」

せまる月末…。今月の仲間増やしがピンチなのdえ、頭が痛いなあ…来週は新婦人しんぶん新型コロナのためお休みです。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆5月29日号

『小さな抵抗 やる気あり美の「LGBTですけど⁈ (月1回)」

 私は普段会社員として働いているゲイです。「やる気あり美」のようなLGBTQの啓蒙活動をしていると、差別に対して迷わずに声を上げることができる人だと思われることがあります。しかし、実際はそうではありません。むしろ目の前で起こる理不尽に対して適切な対応ができずに悶々とすることが多いです。

 先日、こんなことがありました。職場に物腰の柔らかい男性がいるのですが、上司が本人のいない場所で、「あの人、絶対にオカマだよね!おれのこと変な目で見てる気がする!」とその人をネタにして周囲の笑いを誘っていたのです。

 この発言に対して「それはヒドイですよ!」と言うべきだとわかっていました。しかし、冗談の通じないヤツだと思われることが怖くて、私は周りに合わせてヘラヘラと笑っているだけでした。この時ばかりは、ネットでは一丁前に啓蒙活動をしているのに、目の前で起きているコトには何も言えない。そんな自分が嫌になりました。

 友人にこの話をすると「次は”小さな抵抗“をするといいよ」とアドバイスをくれました。小さな抵抗とは、差別的な場面に遭遇した時、それを止めることができなくても、せめて同調しないことでその差別に加担しないことだそうです。

 この場合、上司の発言に異を唱えることはできなくても、一緒になって笑うことはしない。それにより「良くないことをしている」と相手に伝えることもできます。言葉にする勇気がない時でもできるとてもいい方法だと思いました。

 みなさんは理不尽に直面した時、どんな対応をしていますか。とっさにうまく反応できない時、この「小さな抵抗」が役に立つかもしれない。そんなふうに思ってこの文章を書きました。  


2021年05月17日

『生理用品が学校で配布された!神奈川・大和支部』

じめじめしていると思ったらもう梅雨入りでびっくりです。今週の新聞の一面は爽やかな梅。梅好きな息子のために初めて梅を買ってカリカリ梅を漬けてみました。うまく漬かるかな。生理用品の配布の記事も良かった。豊橋も数に限りがありますが、無償配布をやってます。予算化されると良いな。

今秋のしんふじんしんぶん☆勝手にピックアップ☆5月22日号

『生理用品が学校で配布された!』

≪県内初の予算化 トイレに設置 神奈川・大和支部≫

 4月26日、市内の全小中学校のトイレに生理用品が置かれることになりました。これは県内初のビッグニュース!

 支部が教育長に申し入れたのは3月のこと。生理用品の学校配布を求めたいとの声があがり、「コロナ禍で急ぎ実現を」と教育庁との懇談が実現。その数日後には学区配布が記者発表されました。議会で質問なども受け、生理用品の学校配布に約37万円の予算がつきました(2万9400枚、袋とラック代も含む)。

 現在、学校のトイレには巾着袋が置かれ、「ここにある生理用品は必要なときに、使ってください」のメッセージも貼られています。

≪すぐ行動 メディアも注目 岩手・北上支≫

 4月20日の市長懇談会で、コロナ禍で生理用品が買えない子供のために、支部から生理用品段ボール2箱分(約1万5千円分)を寄付しました。その模様は、北上市のフェイスブックに写真付きで掲載、地元紙の岩手日日新聞でも取り上げられ、「新婦人ってすごいですね」と反響が次つぎ寄せられています。

 きっかけは、180中委決定を学ぶ支部委員会での「整理の貧困」の話題から。

 「ティッシュを丸めてタンポンや生理用品の代用品にしているというNHK報道を見た。ショックだった」

 「北上市の子どもの貧困実態調査の中で、一人親家庭から『必要なものが買えなかった』とたくさん寄せられた。子ども食堂の利用者もコロナ禍で3倍に」

 「娘が学校で急に生理になった時、ナプキンを保健室にもらいに行くと『貸し出し』なので、買って返却した」「へ、返却?」生理用品を学校配布できるように市長に現物を渡そう」「カンパしてもいいよ」と、その場で生理用品を購入し、届けることが決まりました。

 懇談当日、「声をあげられない子どもたちの代わりに声をあげていきたい」と支部の鈴木さんが市長に目録を提出。報道されたので養護教員から「たくさんの生理用品が届きましたよ」とうれしい報告が寄せられました。

 支部委員で市議会議員の安徳さんは、言います。「誰一人取り残さない。そんな気持ちで話し合って、すぐ具体化し、生理用品を届けることができました。何でも話せる場と新婦人の行動力が市を動かしたんですよ」。  


2021年05月10日

『ケアされないと存在しえない生 コロナとケアワーク③ジェンダーリレー講座』

ゴールデンウィークが終わりました。緊急時事態宣言が出され、またいろいろ予定が来ます。ほんと言いたくないけど、いつまで?早く収束してほしいですね。

『ケアされないと存在しえない生 コロナとケアワーク③ジェンダーリレー講座』

 初回(3月13日号)に指摘したように、パンデミック下で増大した家庭内ケア・ワークの負担が女性に偏って押し付けられていることは、間違いありません。そこだけを考えたら、自分の面倒は自分で見ろ、ケアを女性に押し付けるな、と言いたくもなります。

 けれども、私たちの生と社会を支える労働としてケア・ワークを広くとらえると、それでは済まないことがわかります。公共交通機関、保育や教育、あるいは医療や介護を必要とする人に対して「自分の面倒は自分で見ろ」というのは横暴です。そもそも、エッセンシャル・ワークを含むケア・ワーク全般に一切頼らず生きてきた人など、ほぼ皆無でしょう。

 「自分の面倒は自分で見ろ」の代わりに必要なのは、まず、私たちの生と社会を支えるケア・ワークに従事する人々の身体的・精神的・経済的な安全を確保することです。ケアをする人々が生きていくことが困難な社会では、私たちは誰も生きていくことができないからです。ここで重要なのは、「だれも」というところです。

 私たちは時に「ケアが必要な人」を自分と切り離して考えます。子どもや病人にはケアが必要だ(自分は一人でやって行けるけれど)、と言うように。けれども、私たちは誰もが―あまりにも当然にケアを提供されてききた結果、自分は誰にも頼らずやっていると思い込んでしまった人たちはもちろん、自分自身がケア・ワークに携わっている人たちですら―他人のケア・ワークに支えられ、その力に頼って生きてきたし、生きています。

 だとすれば私たちがなすすべきなのは。「自分の面倒は自分で見る」という幻想に戻るのではなく、そもそも自分の面倒は自分で見れない、ケアされなければ存在しえない生として、ケアと向き合うことです。ケア・ワークの収奪や不均等な負担を正し、ワーカーの安全を確保して、ケアと社会の関係を考え直すには、私たちはまず、いわば「きちんとケアされること」から学び始める必要があるのです。

   


2021年04月26日

『人形にいのちをふき込む プーク人形劇団50周年』

いつのまにか4月も終わりに近づき、ゴールデンウィークが目の前です。ただ今年もコロナの影響で、あまりのびのび楽しめないだろうなあ。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆5月1日号

『人形にいのちをふき込む プーク人形劇団50周年』

 2021年はプーク人形劇ができて50周年を迎えます。プークが伝え続けてきたメッセージとは。

 東京・新宿駅から少し歩くと見えてくる、コンクリートの建物。壁一面にレリーフが刻まれています。一番上には「PUK☆1929」という文字。入口から狭い階段を上がると、5階は日の光が差し込む小さなリハーサルホールでした。

 この日は連休前のこいのぼりワークショップ。「子どもの日は、いつも劇場全体が子どもたちの声でにぎわうんですよ」と、プークのみなさん。「今年は感染防止でそこまでできないけれど、大きなこいのぼりを手作りして、小さなこいのぼりは子どもたちに家で作ってもらって、その写真を劇場に飾ろうと思っているんです」

 日本でも数少ない人形劇専門の劇場を持つ人形劇団プーク。公共施設や学校での公演、全国で巡回公演も行っています。コロナ禍の中、徹底した感染対策と工夫で乗り切ってきたと、劇場支配人の伊井治彦さん。「劇場自体が地域の名所であり、社会的な責任も大きいと思っています。海外の劇団とも長年交流しているので、昨年はいち早く再開したチェコの劇場の感染対策を知ることができました」

政府が対策を出すより前に、独自の感染対策ガイドラインを作成。7月に劇場を再開しました。

 今も公演前に加え、上演中に階段やトイレをすべて消毒し、安心して人形劇を楽しめるようにしています。

 人形劇団プークは、92年の歴史があります。1929年に立ちあげ、日本の人形劇に新しさと自由を確立しました。戦時下は言論・思想の自由はなく、劇団員が検挙され強制解散させられた歴史も。この劇場は71年、劇団員の積み立てと市民のカンパ、そして市川房枝はじめ多くの理解者と東京都知事の特別許可により完成させた歴史ある建築です。

 日本にはもともと、文楽や人形浄瑠璃など伝統的な人形劇があります。浄瑠璃の人形の頭(首)は、人形細工師が作ったものを何百年と使い続け、いったいの人形を人が動かす、緻密で美しいものです。「対照的に、現代人形は人形も舞台もまったくの自由。俳優は人形と一緒に演者として舞台に立ち、観客を楽しませます。人形のスタイルも、多くの人が思い浮かべる糸繰操りのマリオネットのほか、棒遣い人形、ハンドマペット、着ぐるみなど、いろいろな人形を使い分けます」

 人形は人間が動かすことで、言葉をしゃべり生命を宿します。「人形の表情が動くわけではないですよね、見ている側がそう感じるのです。『あ、今笑っている、泣いている』と、子どもたちは感じることができる。それは想像力です。人形劇は想像力で物語を紡ぐことができるのです」と伊井さん。プークには大人向けの演目もあります。例えば、プークの記念碑的作品である宮澤賢治の「オッペルと象」は〝働くこと”と”本当の自由”とは何かを問いかけます。「人形という無垢なものから語りかけられるからこそ、人は耳を傾けることもある。コロナ禍の中、人と人が分断されているようなこんな時こそ、子どもも大人も、人形劇で想像力をふくらませてほしい」

 「7月に新作『オカピぼうやのちいさなぼうけん』を上演します。どんな人形が登場するか?ぜひ楽しみにしてください。  


2021年04月23日

おしゃべりママ4月報告

昨日はおしゃべりママでした。4月新生活スタートでバタバタしているのか、集まりが悪く2人からスタート。ちっちゃな女の子大好きなプリキュアの話から、子どもより収集癖のあるお父さんがグッズにはまると面倒な上に散財するなんて話に。

我が家は子どもが男女で、お父さんがかなり影響される人だったから、プリキュアから、アイカツわプリパラ、仮面ライダー、アニマルカイザーなどなど、玩具業界とアーケードゲーム業界に大きく貢献したなぁ…

今はどちらも卒業して、下の息子は陸上男子になり、大会やら練習やらで駆け回ってるけど。そんな話から子どもがスポーツ苦手で外にいかないから心配…なんて話になり、外行かなくてもなんとかなるから大丈夫だよなんて話に。シュタイナー教育など、理想の子育ての本を読むと影響されるけど、思い通り育つってわけではなく、我が道を行くからなぁ。子どもって。

そんなことをしてたら「ここら辺が事務所って聞いたから」なんて言って知った顔が歩いてきたからお招きして事務所見学。新事務は運動公園前駅のすぐ近くなので、運動公園にお散歩しながら顔だしてくれる人がたまにいるから、楽しい。

4月は新婦人しんぶんをたくさん読もうと言う強化月間なので、お米からつくるプラスチックの記事を読み「食べられないとは言え、動物の飼料とかに使えそうだから、プラスチックにするにはやはり抵抗がある」なんて話にも。紫外線で分解するプラスチックも最終的に土に還るわけじゃないから、マイクロプラスチックになるだけで、それがプランクトンや小魚に摂取され、人間の体に蓄積されるとどう影響するかはまだわからないよね。なんて話に。

そこから、原発の話になり、小学生の子が『原発は二酸化炭素を出さないクリーンなエネルギーで放射能も自然界に存在しているから危なくないんだ』的な副読本を貰ってきたなんて話に。いろいろ怖いなぁ。

新学期始まった子どもたちはそれぞれ頑張ってる様子。うちの不登校だった娘もだいぶ遅い入学式だったけど、通信制高校に自転車で通ってます。疲れたなんて言ってるけど良い顔してるからまだ大丈夫かな。みんな新しいリズムに乗っていけると良いね。

次回は5月27日(木)10時〜
新婦人事務所です。  


Posted by つむたい at 10:38Comments(0)おしゃべりママ 子育て

2021年04月19日

『お米からつくるプラスチック』

グズグズした天気が続いていたけど、今日はカラッとした快晴。新婦人しんぶんの仕分けの前にチラシを150枚ご近居に配りました。問い合わせが来ると良いな。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆4月24日号

『お米からつくるプラスチック』

 食用に適さない米をプラスチックに混ぜて作るバイオマスプラスチック「ライスレジン」が注目されています。開発や普及にかかわってきたバイオマスレジンホールディングスの神谷雄仁さんに話を聞きました。

 会社の設立は2020年ですが、新潟の南魚沼市での企業は2017年。私自身は15年以上前からバイオマスプラスチックにかかわり始めました。米を原料にするプラスチックは、米の新しい使い方を研究しようという当時の農水省のテーマでもありました。

 最初は「食べるお米を使うのはもったいない」と理解されませんでしたね。でも米は流通の時に水をかぶったり、袋に穴が開いて販売できなくなったりします。酒造りでは大吟醸は米を半分くらい削る精米をしたり、粒が割れたりなど、ロスがでます。また災害米など、米の流通は800万トン前後ありましたから、その1%でも数万トンのロスです。食べられなくなったお米を無駄にしたくない、「もったいない」をなくしたくて始めたのです。

 会社のスローガンは「明日のプラスチックを変えていこう」です。環境によいプラスチックと言うと、いわゆる「生分解性」、将来土に返るものをイメージされるでしょう。でも生分解性は起こりにくくて実は難しいのです。例えば袋として使っているときに分解してしまったら、使えません。だから袋としてちゃんと機能するプラスチックを作っています。

 今求められているのは焼却処分するものです。バイオマス、植物原料は燃やすときにCO2が発生しますが、成長するときに二酸化炭素を吸うので、CO2削減効果があります。そういう意味で、燃やすとき一方的にCO2を増やす100%石油資源のものより環境によいのです。ごみ袋やコンビニのお弁当容器、フォーク、スプーン、ストローなどが、このバイオマスプラスチックに入れ替わっていくでしょう。

 生分解性を持つのは理想でもあるので、私たちは京都大学と生分解性プラスチックの開発もしていきます。

 バイオマスプラスチックの原料は、世界的にアメリカのトウモロコシ、ブラジルのサトウキビが主です。それを米にすることで、米作をりしているアジアの製造業にしていきたいと考えています。

 いま日本では農家が米を作りたくても売れない。作れないという問題があります。米よりもパンの消費量、小麦の消費量の方が多くなって、日本の食生活文化が変わったんですよね。水田はすごい勢いで耕作放棄地になっています。年に42万ヘクタール、東京都約2つ分です。私たちはそこで資源用の米を作ることもしています。味を求めないので、食用と同じ田んぼの広さでも3~5割増しの収穫です。

 一度耕作放棄地になると水田に戻すには数年かかりますから、何かあったときには食べるお米も作れるよう、また水源確保のためにも水田を残そうとがんばっています。

 日本は「2030年までに197万トンのバイオマスプラスチックを導入する」と海外に宣言しています。その5%程度、10万トンをうちの会社が提供したい。それを具体化するため、北海道から九州・沖縄まで国内10カ所ほどでこのビジネスモデルを広げて、理解していただける企業パートナーと一緒にこの目標を達成しようと動き出しています。

 私たちは単純にバイオマスプラスチックを作る会社ではなくて、お米も作り、自分たちの活動を地域の小学校や中学校に、出前講座で話していきます。それが後継者づくりにつながり、総合的に広げていくことが、理解してもらうことになると思います。

 日本で始めたことを日本にとどめることなく、アジアやヨーロッパ、欧米に向けても発信できる会社にしていきたいと考えています。  


Posted by つむたい at 15:46Comments(0)

2021年04月12日

『養子にどう事実を伝えたら 子育てQ&A (月1回)』

新事務所に移って早いもので1カ月。不自由なく回るようになってきたけど、旧事務所の荷物がまだ片付いていないのが気にかかる…。大きな本棚の処分が困るなあ。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆4月17日号

『養子にどう事実を伝えたら 子育てQ&A (月1回)』

Q
私の娘は特別養子です。家庭内で性教育をする時に出自に関することを伝えようと決めています。でも難しい事実「望まない妊娠で遺伝学上の父は不明」ということを、どう話したらいいでしょう。

A
今は、性教育に関する絵本・良書が増えて、家庭での充実した性教育が自然にできやすくなりました。性と生殖について科学的に知ることは、「自分のルーツを知ること」であり、人としての権利です。特にプライベートゾーンに関する知識は、かなり小さい頃から知っていると性被害からわが子を守れます。

 しかし特別養子や里子で、出自に関する深刻な事実(レイプに遭って生まれた、母が生産業に従事していた、父親が不明など)が伴うような場合は、子どもの成長・発達段階に応じた真実告知が望ましいと思います。性教育には科学的な側面のほかに、スピリチュアルな側面があるので、幼い子どもに伝えるときは校舎に着目してみてはどうでしょう。

 「あなたが『どうしてもこの世界に生まれたい!あのお母さんとお父さん(里親、養親)の子になりたい!』って望んだとき、それは無理だよって神様に言われたの。だからたまたま空いている別の女の人の卵子とおなかを借りて、たまたま受精卵を作る手伝いをしてくれる男の人の精子を一つもらって、誕生した。そして本当に会いたかった、お母さんとお父さんの元に来たんだよ」。このような話が、子どもにはすんなり理解できると思います。

 遺伝学上の両親に関しては、どんな小さなことでも、よいことは増幅して、例えば「きっと優しい人だと思うよ、だってあなたはこんなに優しい子だから…」などを伝えていけたらと思います。  


2021年04月05日

『不可視化された労働 コロナとケアワーク②ジェンダーリレー講座』

桜も散って、さあもうじき新学期がはじまります。3月に卒リズムした子の可愛い塩服姿の写真が送られてきましたが、なかなか会えなくなるのは寂しいね。子育て世代の会員の子どもたちも新たな進路に巣立つ子がいます。みんなうまくいくと良いな。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆4月10日号

『不可視化された労働 コロナとケアワーク②ジェンダーリレー講座』

 前回(3月13日号)ご説明したように、コロナウィルスの感染拡大はしばしばその価値を正当に評価されてこなかったケア・ワーカーへの再注目を促しました。それでは、ケア・ワーカーははなぜ過小評価されてきたのでしょう。

 西洋近代社会は、自立/自律した「個人」の存在を前提として社会制度を設計してきました。ここで想定される「個人」は特定の階級、特定の人種に属する男性で、ほとんどの場合、育児や介護、食事の支度や掃除・洗濯などの身の回りの世話を、女性や労働階級の人々、場合によっては奴隷に、委ねていました。

 他者の労働に依拠した他者からのケアをを必要とするという事実は、けれども、自立/自律した「個人」という前提に不都合なものです。したがって、この労働は不可視化される必要がありました。ケア・ワークは何よりまず、家庭における父/夫/息子である「個人」に対する女性の愛情の表れであり、子どもや病人のような「自立した個人ではない存在」に対する女性的な思いやりの証として、考えられるようになります。

 同時に、ケアを女性的な特質の表現に過ぎないとみなすことは、労働力の再生産に不可欠な出産や育児、家事といった仕事に対価を支払わずに済む言い訳にもなりました。それは資本主義社会にとっても大変に好都合だったのです。

 とはいえ、ケア・ワークは「女性の領域」とされてきた家庭内に限定されるものではありません。

 前回もふれたように、パンデミックは、低賃金で条件の悪い様々な労働に私たちの社会生活がいかに依存しているかを、明らかにしました。エッセンシャル・ワークと呼ばれるこれらの労働の中には、伝統的に「女性的」とされてきたわけではないものも含まれていますが、これらもまた広い意味でのケア・ワークです。ケア・ワークとは、労働力を再生産する労働であり、私たちの生きる社会を支える労働のことだからです。

 そして、ケアを考えるにあたって注意すべき点は、ここにあります。  


Posted by つむたい at 20:20Comments(0)

2021年03月29日

『コロナ禍 今すぐ消費税5%へ 減税が世界の流れ』

先週末は忙しかった。その上、ちょっと夜ふかししてしまったせいか肩こりがすごい…。自分の肩じゃないみたい。公園に行くと昨日の土砂降りで、桜がちょっと散ってしまって残念。もうちょっと咲いていてほしいなあ。

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆4月3日号

 消費税は1989年4月に導入されて、今年で33年に入ります。コロナ禍で、世界では、消費喚起のために付加価値税(消費税)の減税に舵を切っているのに、日本の菅政権はまったく減税を考えてもいません。なぜ?消費税とは?あらためて考えてみませんか。

 コロナ不況が長引くなか、世界の富裕層上位1000人はコロナ禍での損失を完全に回復。さらに富を増やし、貧富の格差がますます広がっています。付加価値税(消費税)の減税を実施・予定の国は56カ国にのぼっています。さらにイギリスではコロナ対策の財政確保のため、約50年ぶりに大企業の法人税引き上げを決定し、これまでの引き下げの方針を大きく転換しました。

 しかし日本では、「売り上げは例年の6割」「低年金で買い物を控えている」と窮状を訴える人々に背を向け、菅首相が3月5日の記者会見で「菅首相と財務省は『消費税15%』計画に着手」「コロナ復興で(消費税)15%」など、コロナ後の増税が浮上していると週刊誌に報道されるほど、世界の流れに完全に逆行しているのです。

 消費税を10%に引き上げ、大企業や富裕層にには減税し続ける自民・公明政権。2021年度の予算案の税収は、消費税が所得税と法人税を上回りトップです。消費税導入から32年間で国民が負担したショウヒゼイハ447兆円。同じ時期の大企業の法人税や富裕層の所得税・住民税の税収は613兆円と、消費税が穴埋めに使われたことがわかります。この30年余、医療や介護、保育、年金など社会保障のあらゆる分野が改悪続きです。労働者本人の医療費窓口負担ひとつみても、1980年代にゼロから1割に、消費税導入後の2003年以降は3割負担に。どこが「社会保障のため」なのでしょうか。

 しかも、コロナ禍で日本の医療体制の脆弱性が浮き彫りになったにもかかわらず、菅政権は今国会で高齢者医療費2倍化法案と病床削減推進法案の早期成立をねらっています。そのうえ、病床を削減した医療機関に出す給付金の財源に、消費税増税分充てようというのです。

 インターネット上でも話題になった国会論戦があります。「高齢者から若い人まであらゆる世代が広く公平に分かち合うのが消費税」と答弁した麻生財務大臣は、税の公平性とは負担能力のある人とない人のことだと論破されました。

 赤ちゃんからお年寄りまで生活すべてに課税され、低所得者ほど負担が重くなる消費税は、まさに不公平な税制です。

 コロナ禍の今こそ、菅政権は困窮するすべての人を支援し、景気と経済対策のためにも消費税減税を決断すべきです。

 新婦人は悪税である消費税の廃止をめざしてきました。内部留保を貯め続ける大企業と富裕層に応能の負担を求めれば財源はつくれます。「コロナ対策で当面消費税5%に」と署名を積み上げ、来る衆議院選挙では、消費税を減税する新しい政権へと変えていきましょう。  


2021年03月25日

おしゃべりママ3月報告

今日のおしゃべりママは初めは二人からスタート実現しなかった給食費無償化の話。

議会の様子を見てたと言う人が

「どの議員も無償化はやりたいって言うんですよ。ただ予算の立て方が〜とか、不登校やアレルギーの子の対応がしっかり決まってないとか言うんです」

なんか実際に不登校の娘がいた私からすると、不登校の子もアレルギーの子も普通に無償化にすれば良いと思うんだけど。

食べないんだからもったいないと給食をストップしてた時もあったけど、不登校でも給食は好きだから気を向けてくれるように、給食費を払っていた時もあり、不登校だからと言って日割りにはならないので1ヶ月1度しか食べないときは5000円以上、2回食べれば2500円以上。超高級ランチだけど、それでも行ってくれれば…と出していた身としては、無償化してくれれば本当に助かるのに…と思うんだけど。

フリーランスの仕事をしている人は収入が安定しないので、就学援助も受けにくいとかもあるので、今度無償化を要求するときはもっと調べたり声を集めて、本当は無償化を実現したいと言っている議員さんに是非実現してもらいたいと思うわ。

部活の練習に行く息子を豊川の陸上競技場に送っていかなきゃならない話から、方向音痴の話や車の運転技術の話に。でも、うちの息子自転車で豊川しょっちゅう行ってるんだよね。この前、陸上競技場の下見に行ったら

「おれ この辺来たことある!」

ただ、部活の顧問の先生から直々に

「本人から自転車で来ると聞いたんですが、遠いし危ないので送ってもらえますか」

と頼まれたから、送らないわけにもいかず…さっき送ってきたけど、また迎えに行かなきゃならないんだよね〜。

オススメの美味しいケーキ屋さんあります?から、何店舗か出し合ってたら

「実は私 今日誕生日なんです」

という話になり、子どもがもう大きなママさんからは、誕生日は本人のリクエストを誕生日じゃない人が出し合って買うと言う話に。

そこから、母の日に発展して4月から高校生の娘にそろそろ母の日のお祝いしてくれても良いんだよ?とアピった話に。

旧事務所の長い廊下でかけっこしていた子どもたちは、ちょっと狭い新事務所はかくれんぼや絵本を読んで遊んでました。

次回おしゃべりママは
4月22日10時〜
新婦人事務所です。  


Posted by つむたい at 14:05Comments(0)おしゃべりママ 子育て

2021年03月22日

『なぜ駄目なのか?新宿区 人「性」いろいろ(最終回)』

今日は新事務所の変わって2回目のしんぶん仕分け。新しい事務所をどう使ったら勝手が良いのかいろいろ試行錯誤中です。

今秋の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆3月27日号

『なぜ駄目なのか?新宿区 人「性」いろいろ(最終回)』

 3月11日、新宿区議会・文教子ども家庭委員会で、共産党、立件民主党・無所属クラブ、社民党、スタートアップ新宿,ちいさき声をすくいあげる会(よだかれん議員)など5会派が提案した同性パートナーシップ&ファミリーシップ条例案が自民党、公明党などの反対多数で否決されました。

 否決の可能性が高いことはわかっていましたが、やはりショックです。もとから反対の自民党はともかく、立党以来「福祉」が看板の公明党が、委員会で「同性パートナーシップ制度に賛成」とまるで賛成討論のような見解を述べながら、条例に反対したことはまったく残念と言うしかありません。

 世界最大規模の「ゲイタウン・二丁目」を擁し、ゲイ。レズビアンの居住者も多い新宿区。全国の76自治体で実施し、すでに日本の人口の3分の1が対象になっている同性パートナーシップが、なぜ駄目なのか?条例案が否決される負の影響はとても大きいと思います。

 さて、私の連載はこれで終わります。せっかく機会をいただきながら、この1年間、「コロナ禍」に中で、東京レインボープライドパレードが2年連続で実施できないなどLGBT運動が停滞してしまいました。世の中を少しでも良い方向に変えていこうという運動が滞ることで、結果的に誰を利するのかを考えると、とても悔しい思いがあります。

 そんな状況で思うように情報をお伝えできなかったことを、お詫びいたしますが、毎回いただく読者の皆様のご感想・ご意見はとても励みになりました。

 また、毎回もカットには、私が収集した銘仙(昭和初期の先染めの大衆織物)コレクションを使わせていただきました。本当はカラーでお見せしたかったのですが、それはまたの機会に。